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【経済情勢を知る】米中の関税戦争がなぜ日本の株価にも影響するのか?

【経済情勢を知る】米中の関税戦争がなぜ日本の株価にも影響するのか?

【経済情勢を知る】米中の関税戦争がなぜ日本の株価にも影響するのか?

皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。

2018~2019年にかけて、米国の関税賦課による問題が世界経済を騒がしていますよね。特に大きな影響となっているのが、米中による関税戦争です。どう見ても悪影響の方が多いにもかかわらずお互いに関税を掛け合う状況が続いています。こうした状況は、米中だけに影響を与えているわけではありません。残念ながら日本にも悪影響が出てきています。その一例が日本の株価です。なぜ米中の関税戦争により日本の株価が下落する要因となっているのでしょうか。その要因を探っていきたいと思います。

中国向けの輸出入にも落ち込みが

米中の関税戦争により、日本の輸出入にも影響が出てきています。最も状況が芳しくないのが、中国との貿易であり、アジアとの貿易にもマイナスの影響が出てきています。

米中の関税戦争により、当然ながら中国製品の輸出はマイナスの影響が出ています。いったん景況感が悪化すれば、それにより他の国への輸出入にもマイナスの影響は当然発生します。日本の製造業の株価でも、中国との貿易の比率が高い会社などでは2018年以降芳しくない企業は多く、いかに影響が大きいかがわかります。

そうした企業の業績が悪化すれば、給料にもマイナスの影響が出ます。一社だけであれば日本全体には大きな影響にはならないかもしれませんが、貿易業界自体が冷え込めば大きな影響となります。株価が下がれば投資家にも悪影響です。そうしたマイナスの連鎖が日本でも発生し、さらに株価が下がるといった状況が起こりえるのです。

日本の株価(特に日経平均株価)は海外に影響されやすい

日本の株価(特に日経平均株価)は、海外の影響に左右されやすくなっています。ここ数年の例で言えば、米中の関税戦争のほか、イギリスのブレグジットなどにも振り回された時期がありました。金融危機なども海外要因です。

それほど世界との結びつきが強くなっているとのあらわれでもあるわけです。世界との結びつきはさらに今後高まっていくことでしょう。投資を行う際には海外ニュースにも敏感になる必要がありそうです。

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