資産運用
皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。
今回は、外貨建てMMFについて説明をしていきたいと思います。一体、外貨建てMMFとは何でしょうか?また、何が魅力でありどのように利用すると効果的と言えるのか、解説をしていきます。
外貨建てMMFとは、米ドルやユーロなど外貨で運用する公社債投資信託です。つまり、外貨でMMFという債券に投資する投資信託を購入するものであり、債券投資で得られる利息の他、円安になれば為替差益が得られる点が特徴です。
利息(分配金)に関しては、円建てのMMFなどと比較すると高めであり、利回りに魅力を感じる方もいることでしょう。また、外貨預金と比較しても利回りが高めであり、為替手数料が安いのもメリットです。
いつでも解約可能できますが、為替差益と利息などから得られる分配金には20.315%の税金がかかることになります。
税の面では外貨預金と変わらないと言えますが、運用するなら手数料、利回りを考慮すると外貨建てMMFの方が効率がよいといえるでしょう。証券会社や銀行で購入できますので、外貨に興味がある投資初心者の方には向いていると思います。
外貨建てMMFでは、様々な外貨を選ぶことが可能です。基本は米ドルとユーロが主体になりますが、豪ドルや南アフリカランド、カナダドルなども金融機関によっては選択可能です。複数の通貨に分散し、為替変動のリスクを減らすことも考えておきましょう。
現状であれば、先進国では米国が最も金利が高くなっているため、米ドル主体とし、金利面ではトルコリラ、通貨変動での為替差益狙いであれば豪ドルなどへの投資がよいかもしれません。
いずれにせよ、分散投資に心がけ、通貨分散、時間分散を図っていくことをオススメします。
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