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eワラントとは?仕組みやメリット・デメリットを紹介

eワラントとは?仕組みやメリット・デメリットを紹介

「eワラントとはなに?」

「eワラントにはどんなメリット・デメリットがあるの?」

eワラントは、eワラント証券が扱う「カバーワラント」という種類の有価証券です。少額からレバレッジをきかせた投資ができるなど、リスクが大きい代わりにリターンも大きいのが特徴の投資手法といえます。

今回の記事ではeワラントの仕組みやメリット・デメリットについて紹介します。

 

■ eワラントとは?仕組みは?

財政の写真

eワラントとは、eワラント証券が扱う「カバーワラント」という種類の有価証券です。具体的には対象となる原資産(株式や債券など)を、特定の期日に特定の価格で購入または売却する権利を取り扱う商品のことを指します。eワラントの種類は以下の通りです。

 

  • ・コール型・プット型

  • ・ニアピン

  • ・レバレッジトラッカー

  • ・トラッカー

 

ここでは上記のうち、もっとも一般的な「コール型・プット型」について取り扱います「コール型ワラント」は「買う権利」、「プット型ワラント」は「売る権利」のことで、発行者が一定数量の有価証券(条件付き)を発行する一種の権利契約のことです。いずれも投資家がお金を払って有価証券を取得した後、将来の一定期間にあらかじめ決められた価格で発行者から対象証券を買い付ける(売りつける)権利を有します。なお、ワラントは上場後に集中市場において市場価格で売買可能です。

eワラントで利益が出るタイミングとして「ワラントが値上がりしたタイミングで売却」するか「満期時の受取金が購入金額より高い」かといった2通りがあります。また、ワラントは原資産の株価の動きに影響を受けて値動きする仕組みになっています。とはいえ、ワラントには満期日が設定されており、満期日が近づいてくると原資産と異なる動きをするケースもあるので注意しましょう。

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■ eワラントのメリット

eワラントの概要について理解したところで、ここではeワラントのメリットを3つ取り上げてみました。

 

  • ・少額から始められる

  • ・投資対象幅広い

  • ・値動きが大きい

 

ひとつずつ紹介します。

 

▼少額から始められる

多くのeワラントは3,000円といった少額から投資ができ、値動きが大きいものの元手を超えるような損失が発生しない点がメリットといえます。信用取引のような追証がないため、元手以上を失うといったことはありません。また、「コール」と「プット」の2種類があることから、原資産が値下がっても値上がってもどちらでも利益を上げられるのも特徴でしょう。

 

▼投資対象が幅広い

eワラントが対象とする原資産は、日経平均株価などの株価指数のほか、主要企業の個別株式、為替、金、原油など多岐にわたります。例えば、有名企業の株式を買いたくても数十万円はするといったケースが多いことでしょう。なかなか現物では買えないけども、eワラントを利用すれば数千円や数万円で投資できるため、投資しやすいといった側面があります。

 

▼値動きが大きい

Eワラントの魅力のひとつに、値動きが激しい点があります。うまくいけば多くの利益を生むことができます。そのため、短期売買で稼ぐという視点からは魅力のある商品です。特に対象原資産が株式であれば、その株式の値動きの3〜10倍程度、為替であれば為替レートの10〜50倍程度の値動きになります。そのため、一瞬にして利益を得ることも可能です。

また、eワラントは取引時間が長いことも特徴のひとつです。月曜日から金曜日の平日であれば、朝9時から夜23時50分まで取引できます。そのため、平日は仕事などで忙しいビジネスパーソンであってもチャレンジしやすいでしょう。

 

▼レバレッジを効かせた投資ができる

レバレッジ効果とは「てこの原理」のことです。てこを用いると、弱い力で重たいものや大きいものを動かすことができますが、投資の世界でも同様のことがいえます。

eワラントの中には「レバレッジトラッカー」といった種類があり、対象原資産にレバレッジ投資が可能です。具体的には買い取り価格が対象原資産の変動幅に1ワラントあたり原資産数を乗じた額のプラス5倍またはマイナス3倍にほぼ連動します。その分だけリスクも高まりますが、不動産投資などと異なり低コストでレバレッジ投資に挑戦できるのは魅力と言えるでしょう。

 

また、eワラントではレバレッジを効かせた投資が可能である一方で、損失が限定されているのも特徴です。投資した金額が0になる可能性はありますが、それ以上の損失は基本的に発生しません。株式の信用取引など投資の種類によっては、損失が膨らんだ場合に追証が必要となります。

追証とは「追加証拠金」のことで、口座の時価評価総額(持っている金融商品の評価額)が必要証拠金を下回った場合に不足分を追加入金することです。eワラントではこうした事態が生じないといったメリットがあります。

 

■ eワラントのデメリット

eワラントにはメリットがある一方で、下記のようなデメリットも存在します。

 

  • ・ハイリスク・ハイリターン

  • ・売買停止・販売停止がある

 

▼ハイリスク・ハイリターン

eワラントはハイリスク・ハイリターンな投資手法として知られています。また、株式投資に比べて価格の下落が大きいことも特徴のひとつでしょう。値動きが激しいことは値上がりしたときにそれだけの利益を得られることにもなりますが、値下がりした場合の下落幅も覚悟しておかなければなりません。短期売買を目的としている場合、早めに損切りするのもひとつの手でしょう。

 

▼売買停止・販売停止がある

ワラントが売り切れた場合はもちろん、ワラント価格があまりに低い場合において取引されているときに売買が停止するリスクもデメリットとしてあります。(販売のみが停止し、買い取りは可能)また、対象原資産等が取引の制限措置や取引停止になったり、注文が極端に肩預手いるときなども売買停止販売停止となる恐れが高いでしょう。売買が停止されているワラントを見つけた際は、その理由を証券会社に尋ねてみることをおすすめします。

 

▼取り扱い証券会社が少ない

eワラントを取り扱っている証券会社はほとんどないのが現状です。既に口座を開設している証券会社で取り扱いがない場合、新規で口座を開設しなければなりません。また、eワラントはバリュエーションが少ない点もデメリットです。日経平均などメジャーな銘柄であればともかく、そうでない場合は注意が必要でしょう。

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■ eワラントのメリット・デメリットをチェック

今回の記事ではeワラントの概要と、メリット・デメリットについて解説しました。eワラントは「買う権利」と「売る権利」を扱う金融商品のことで、リスクに比例してリターンも大きいのが特徴です。比較的少額から始められるため、少ない資金でレバレッジ取引に挑戦したい人、積極的に短期投資にチャレンジしたい人におすすめです。

 

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