資産運用
皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。
皆さんが生まれた頃は、日本の世界での地位はもっと高かったと感じている方も多いことでしょう。これは日本経済が低迷したという部分もありますが、それよりも他の国の力が増している部分が大きいように思います。
以前はG7やG8が主体でしたが、今ではG20による世界会議が主力となってきています。これは、新興国の中でも力のある国が多くなってきていることが大きな理由であり、世界における地位が大きく変動しているという意味でもあります。そこで、G20に見る世界経済情勢の構図を確認し、どの国がどのぐらいの経済力をもっているのか、探っていきたいと思います。
まず、G20の力のすごさを知りましょう。世界には191の国が存在します。このうちG20の国々で占める世界経済規模の割合は78.2%。つまり1割ほどの国・地域だけで経済力の4分の3以上を占める状況なのです。
その中でも、圧倒的な経済力を誇るのがアメリカです。アメリカは2018年において世界経済の24%を占めるに至っています。また、GDP第二位の中国は15.8%を占めています。2ヵ国だけでも40%ほどを占めており、これに日本、ドイツ、イギリス、フランスが続いています。
ここまで見ると、中国を除いて先進国ばかりと思われるかもしれません。実はインドは既にイタリアを抜いています。また、イタリアの下にはブラジルが続き、その後にカナダ、ロシア、韓国と続くのです。
もちろん、1人当たりのGDPでみれば、まだまだ先進国の方が断然高いと言えますが、新興国の経済規模がかなり拡大しており、今後さらにその力は増す可能性が高いと言えます。
G20各国に投資すると面白いかも
これまでは先進国が世界経済の半数以上を握る状態でしたが、今ではそうとはいえません。そのため、資産運用では、G20を主体に新興国も考慮した運用を検討するとよいでしょう。例えば、国別に投資する投資信託を中長期保有するとか、ETFによる投資を行うなど手段は複数あります。短期的に見れば変動はありますが、中長期的に見れば経済規模は拡大し、資産運用での収益も高まることでしょう。
是非広い視野で物事は見るようにしていきましょう。
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