資産運用
知っておきたい投資指標⑥として、米国の経済指標である「ケースシラー住宅価格指数」と「消費者信頼感指数」について解説していきます。この2つから、米国の住宅動向と消費者動向を垣間見ることができるようになります。それでは、解説していきましょう。
ケースシラー住宅価格指数とは、ファイサーブ社が算出し、S&P社が毎月発表する米国の住宅価格指数です。具体的には、米国の主要10都市もしくは主要20都市の一戸建て住宅価格の再販価格の変化を示しており、その後の景気状況を把握する上で重要な指標とみられています。
仮にこの指数が上昇していくのであれば、景気回復の期待が高まることを意味します。すなわち、株価上昇などに影響を与えることになります。一方、指数が下落局面にあると、景気回復が遠のく、ないしは景気悪化の兆候と受け止められ米国株価の下落や米ドル安へとつながるといわれています。
一方、消費者信頼感指数とは、米国の民間調査機関であるコンファレンスボードが発表する消費者のマインドを指数化したものです。
調査対象が5000名と他の同様の指数に比べて人数が多いため、今後の景気の先行きをうらなう指数として信頼性が高いと言われています。米国のGDPはおよそ7割が消費でまかなわれているため、消費者の動向を把握しその後の先行きをうらなう指数として大変注目されています。
指数が予想よりも良い場合や、継続して上昇している場合は、今後も米国株価が上がりやすい局面にあると捉えて良いでしょう。
以上、今回は米国の経済指標であるケースシラー住宅価格指数と消費者信頼感指数について確認してきました。是非予想と結果からその後の流れが把握できるようにウォッチしてみてください
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