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今年こそはお金を貯めようと目標を決めた人もいるかもしれません。
しかし、上手に貯蓄できるようになるためには基本的な行動を覚えておかなければなりません。頑張って節約しているのに、お金がたまらないという人はまず生活習慣から見直してみましょう。
この中で10個以上当てはまるようなら要注意です。生活習慣の中にお金がたまらない理由が隠れています。生活習慣を見直して貯蓄体質に変えて行きましょう。
お金の体質をかえる第一段階は、自分が毎月何にいくら使っているのかを知ることです。そのためには、買い物をした後の生活習慣を見直しましょう。
支出を管理するための手段として家計簿が有効です。手書きのものでも、家計簿アプリでもかまいません。自分にあまり負担のないものであればどんな方法でも問題ありません。家計簿は一度始めたら継続しないといけないと思いがちですが、支出の傾向を知るために3ヶ月程度だけでもいいでしょう。
3ヶ月程度支出を見てくると、自分のお金の使い方の傾向や価値観が見えてきます。お金の使い方はその人の価値観そのものです。自分がどんなことにいくらお金をかけているのか知ることから始めてみましょう。
お金の使い方が見えてきたら、次は無駄な支出を見直しましょう。支出を見直すときの基本は「固定費」から見直すことです。固定費とは毎月決まって出ていくお金のことで、住宅ローンや家賃、保険料などが該当します。
固定費は一度見直して支出を減らしておけば、その効果は自分の努力とは関係なく続くので効果は絶大です。住宅ローンなら借り換えをするとか、家賃が収入に対して高めなのであれば引越しをするなどの対応策があります。
固定費の中でも見直しがしやすいのが保険です。保険は必要なものだけ加入すればいいのですが、必要以上に加入している人が多くいます。また、保険は新しい商品も発売されているので、定期的に見直した方がいいでしょう
固定費の他に変動費なども見直す必要が出てくるかもしれません。しかし、変動費は努力して減らしても固定費ほど効果が少なく、ストレスになることが多いので無理のない範囲で見直すといいでしょう。
人からみれば、無駄だと思う出費も、自分にとっては価値があるものであれば無理に節約することはありません。大事なのは、使うところと使わないところのメリハリが自分でわかっていることです。
無駄を見直したら、貯蓄したい金額を決めます。貯蓄上手になるためのポイント2つあります。1つ目はお金を貯める「目的」と「金額」と「期間」を決めることです。
お金は、目的を達成するために貯めるのです。その目的は、必ずしも同じタイミングであると限りません。例えば、マンションを買うための頭金と、老後のための資金では使うタイミングが違います。ですから、貯め方も違います。
それぞれの期間に合った方法で貯めるために、「目的」と「金額」と「期間」が重要になるのです。
2つ目は「先取り貯蓄」することです。先取り貯蓄というのは、毎月の生活費を引き出す前に、強制力を使って貯蓄することです。例えば、会社の財形貯蓄や、銀行のつみたて定期預金のように、自動的に積み立てる仕組みを作っておくことです。この先取り貯蓄ができれば、毎月お金を貯める努力をしなくてもいつの間にかお金が貯まっていくのです。
銀行の定期預金や積み立て定期預金などで仕組みを作ってもいいのですが、超低金利の時代ではなかなか思うように増えません。そこで、慣れてきたら投資信託などの金融商品にも目を向けて見ましょう。iDeCoやつみたてNISAといった、節税できる制度もありますので使ってみるといいでしょう。
60歳まで毎月一定金額を積み立てて、定期預金、投資信託、保険などの金融商品を選んで運用する老後の年金をつくる制度です。自営業や会社員、公務員、専業主婦などほとんどの人が加入することができて、その掛け金は所得税や住民税を節税できる所得控除になります。
少額から長期で積み立てができ、2018年から2038年までの期間限定の制度です。運用商品は投資信託もしくはETFで元本保証はありませんが、運用益が20年間非課税になるメリットがあります。積み立て金額には上限があり、1年間で40万円、毎月約33,000と決められています。
貯蓄上手になるためには、まずは生活習慣を見直しましょう。生活習慣を見直すことで、無駄に使っているお金が見えてきます。無駄なお金を見つけることができたら、あとは貯蓄の仕組みを作って、じっくり時間をかけて育てていきましょう。時間をたくさんかけることで、お金も大きく成長してくれます。そのときを楽しみに待ちましょう。
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