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年末の足音が聞こえてくる今日この頃。そろそろ「ふるさと納税をしておかなくては!」と、焦り出す方もいるかもしれません。
各地のおいしい食べ物を一気に申し込んだことで、同時期に届いて冷凍庫がパンパンになってしまったり、食べきれずに、友達に配ったり。そんな経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
せっかく届いたのに無駄にしてしまってはふるさと納税で得をしたはずが、損をしてしまうことに。「損をしない、無駄にしない」ふるさと納税の方法をお伝えします。
ふるさと納税のポータルサイトを見ていると、全国の果物やお肉など美味しそうな食べものがたくさんで、気分が盛り上がります。しかし、年末に慌ててふるさと納税をすると、一気に返礼品が届いて冷蔵庫に入りきらなかったり、果物などは食べきれない量で、結果腐らせてしまったり……。そんな経験をされている方も多いのではないでしょうか。もちろん誰かに「おすそわけ」するという手もありますが、できれば自分で味わい尽くしたいもの。
例えばお米などは数ヶ月に一度のペースで送られてくるものがあります。自分の家の消費量に合わせて頼めば、その都度精米されたおいしいお米を味わうことができます。野菜の詰め合わせなどでも、そのときの旬の野菜を定期配送してくれるものを選べば、その寄付先の様々な季節の味を楽しむことができます。12ヶ月毎月配送されるお肉を選べば、届いた日は焼肉パーティーをしよう! など楽しみができます。
前々からいい包丁が欲しいなと思っているけれど、なかなか買いに行く機会がなくて。そんなふうに何か欲しいものがある方は、ふるさと納税で手に入れられないか検索してみましょう。
例えば包丁であれば、有名な刃物で有名な岐阜県の関市の返礼品をみてみると、様々な包丁が揃っています。また、ホテル仕様の少しいいタオルが欲しいと思えば、高級タオルとして有名な「今治タオル」は、今治市の返礼品としてハンドタオルからバスタオルまで様々に揃っています。
普段はなかなか手が出ない少し高級な品を「ふるさと納税だから」ということで手に入れることができると、満足感も増すのではないでしょうか。
ふるさと納税は本来その土地を応援したいという気持ちからするもの。
その意味から考えると一番応援ができるのは「その土地への旅行」です。旅館・ホテルの宿泊券、パッケージツアーなど、さまざまなものがふるさと納税の品に存在します。
食べ物などに比べると少々値段は張ります。しかし例えば「二人暮らしでそんなに食べ物が届いても食べきれないし、いくつも納税先を選ぶのは大変だから」などの理由で、前から行きたいと思っていた旅館の宿泊券を頼み、旅行する方も多いようです。
また、その土地でできる体験、例えばラフティングやスカイダイビングなども返礼品になっているところがあります。宿と体験を組み合わせた「ふるさと納税の旅」を自分でアレンジするのも面白いですね。
旅行先で観光をしたり、食事をしたりしてお金を使うことで、寄付だけではなく、その自治体の経済に貢献することになるので、二重に応援することができます。
台風で被害を受けたふるさとを直接応援したい。返礼品を目的にするのではなく、純粋にその自治体で困っていることをすぐに助けたいときはどうしたらよいでしょうか。
例えばふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」の「ふるさとチョイスガバメントクラウドファウンディング®️」や、「さとふる」の「災害支援募金」など、直接その自治体に使い道を決めて寄付するのも、いいでしょう。普通の寄付よりもふるさと納税のしくみを使えば手軽に、寄付金の使用目的を限定して寄付することができます。
年末の慌ただしさが訪れる前に、ぜひ今年のふるさと納税を満足のいく形ですませておきせんか?
フリーライター
こまのあやこ
保険会社、出版社勤務を経てフリーライターに。
経済の真面目な話から生活を楽しくするためのアイディアまでジャンル問わず執筆中。
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