資産運用
2020年度の税制改正により、つみたてNISAおよびNISAの制度改正が行われることになりそうです。これは皆さんの投資にプラスとなるのか?マイナスとなるのか?実際の所どうなりそうなのかを今回解説していきたいと思います。改正後も含めてどう利用していけばよいのでしょうか。
■つみたてNISAは期限延長で20年間非課税投資期間確保へ
つみたてNISAでは、2018年から2037年まで投資が可能なNISAの仕組みです。毎年40万円を限度に積み立て投資を行い、最長で20年間投資が可能な仕組みとなっていました。この最長と言うのは、2037年まで投資が可能という意味です。これまでは2019年から積立て投資を行っても、2020年から積み立て投資を行っても、2037年まで投資が可能だったわけですが、これが税制改正によりいつからはじめても原則20年間非課税の投資の恩恵が受けられるように変わることになりそうです。
これにより、中長期投資が促進されることが期待されます。
■NISA制度は2階建てに
一方、NISA制度では、これまで年120万円の非課税投資枠が短期売買に利用されているという指摘があり、安定的な資産形成へとつなげていくため、年102万円までの部分はこれまで同様のNISA枠、残り20万円を長期投資に適した投資信託などに対象を絞る仕組みへと変更される模様です。
こちらは令和6年からとなる模様であり、すぐにどうこうという話ではありませんが、今後は中長期的な投資へと使い方が変わっていくことになりそうです。
短期売買の方にとっては、短期売買に利用できる枠が若干減ることにはなりますが、中長期売買の投資枠により枠は増えることから、プラス評価してもよいでしょう。
このように、変更点はすぐに影響がでるわけではないですが、今後の資産形成にどちらかといえばプラスの話と捉え、改正部分を活かせるような資産配分、資産形成を考えていきましょう
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