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日本政府は、希望する高齢者が70歳まで働けるように法改正案を国会に提出したことをご存じでしょうか。この法案によれば、あくまで企業に対して努力義務ではあるものの、65歳を超えて働くことを可能とします。もともとは、労働力不足をまかなうための措置といえますが、皆さんにとってはどのようなメリット、デメリットが考えられるでしょうか?解説していきたいと思います。
仮に70歳へ定年が延長された場合、5年間収入を新たに確保することが可能となります。これにより、生活費の確保や旅行などの費用の確保につなげられます。
以前であれば、公的年金も充実し、定年を迎えたら楽しいシニアライフが待っているという絵を描くことができた方も多かったことでしょう。しかしながら、今はそうもいかない、というご家庭も多くなっています。そのため、5年間の収入源を増やせる観点は、メリットとしてとらえる方も多くなるかもしれません。平均寿命も延び、その分の生活費を稼ぐといった狙いもあることでしょう。
メリットばかりともいえません。果たして、賃金はどうなるのか?という不安はあることでしょう。今でも、60歳などを分岐点として賃金が下がるといったケースはよくあることです。さらに下がるといったことがないのか?不安はつきものです。どのような雇用条件となるか?安い賃金で働かされることはないか?心配な点といえます。
また、70歳が定年となった場合、そもそもの人生計画、ライフプラン設計がくるってくるというケースもあるかもしれません。かといって60歳や65歳で仕事をやめるとお金が足りない。そんな不安も出てくる恐れがあります。
高齢者でも働けるという側面はメリットにもデメリットにもなりえます。AIが進めば、高齢者の仕事を奪うといった恐れもあります。果たしてうまくいくのかどうかは、やってみないとわからない。それが現実かもしれません
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