資産運用
皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。2020年2月26日現在、中国初のコロナウイルスによる感染が世界中を震撼させ、日経平均株価も大幅に続落しています。ここで不安になるのが、さらに感染が拡大し、イベントは中止、景気が冷え込み、世界的な危機となるといった状況の想定。確かに、そういったことも考えられなくはないですが、そうした不安が高まっているときほど、落ち着いて冷静に資産運用を考えましょう。もしかするとチャンス到来なのかもしれません。
数か月先のことはわかりませんが、1ヵ月単位で見た場合、日経平均株価が2万2000円台前半というのはある意味チャンスかもしれません。一気に1000円程度下がりましたので、そろそろ時間分散を利用して買っていくチャンス到来と考えています。もちろん、まだ下がる可能性もあるため、一気に買うのではなく、何度かに分けて投資していくべきです。
コロナウイルスにより、どの程度の経済成長にマイナスの影響を与えるかは、半年、1年たたないとわからないです。ただ、一つ言えることは、現状の投資指標からみると、2020年2月26日現在の日経平均のPERは13.84倍。かなり低評価であり、悲観論が蔓延している状況です。PBRは1.08倍。そろそろいったん下げ止まり、ちょろちょろ上がっていく現象がみられてもおかしくはありません。
なお、ここから完全に戻すというのはなかなか大変かもしれません。そのため、短期売買で、数%程度利益を得ていくスタイルをとるのが賢明かと思います。中長期売買の方は、日経平均22500円以下で継続的に買っていくといったスタイルがよいでしょう。そして、ある程度利益が得られたら売却も視野に入れてください。
不安な時ほど資産運用を充実させるべきです。現金保有を高めながらも、チャンス時には売買により利益を得られるようにしていきましょう。コロナに負けるな、そのうち終息する。これが最終的な解ではないでしょうか
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