副業
昨今ではサラリーマンをしながらでもできる副業のひとつとして「サラリーマン大家」を選ぶ人が増えています。
というのも、大家になる際にサラリーマンであることが有利に働くことも少なくありません。
しかし、手軽にサラリーマン大家になれるとはいえ、知識もなく始めてしまうとトラブルに陥ることも。
そこで、今回の記事ではサラリーマン大家のメリットや注意点についてまとめてみました。
サラリーマン大家とは、不動産投資をした物件で賃貸業をしているサラリーマンのことです。
免許や資格が必要ないため手軽に始められるという理由から、副業のひとつとしてサラリーマン大家を選ぶ人が増えてきています。
サラリーマン大家として行う業務は、主に次の4つです。
・家賃の回収や催促
・入居者のトラブル対応
・家屋や設備の修復
・入居者の募集
基本的には入居が決まれば数年間は住んでくれるため、トラブルが発生しない限り安定した家賃収入が見込めるでしょう。
このように、労働することなく収入を得られるのが不動産賃貸業の強みです。
時間にとらわれることがないため、サラリーマンを続けながらも家賃収入が得られます。
また、相続等で親族から受け継いだ土地を所有しているものの、どう活用して良いかわからず手に余っている人もいるかもしれません。
そのような場合、不動産賃貸業の活用を検討してみるのもひとつの手です。
場所によっては駐車場や貸倉庫などで需要が見込まれるほか、思いもよらない借り手が現れるケースも散見されます。
ここでは、サラリーマン大家のメリットは主に次の3つです。
・毎月の給与があるため融資を受けやすい
・収入源が増える
・生命保険代わりにできる
それぞれ見ていきましょう。
不動産投資は金額が大きいことから、自己資金のみで物件を購入するのは難しいでしょう。
そのため、一般的には金融機関から必要な金額の融資を受けることになります。
融資を受けるには金融機関の審査に通過しなければならず、主に次の項目が審査対象です。
・年収
・勤続年数
・勤務先の情報
上記の審査項目から、サラリーマンなど定期収入が見込める人の方が審査に通りやすいことが見て取れます。
そのため、専業の大家と比べてもサラリーマン大家として不動産投資をするメリットは大きいでしょう。
不動産投資の最大の魅力のひとつとして、家賃収入(インカムゲイン)が得られることが挙げられます。
一度にまとまったお金が手に入るわけではありませんが、決まった金額を長期にわたって毎月得られるのがメリットです。
複数の収入源を確保できることで、万が一病気やケガなどで働くことが難しくなってしまったとしても、ひとつの収入源しかない場合と比べてリスクを回避できます。
また、定年退職後も完全に年金を当てにした生活にならず、比較的安定した生活が送れるでしょう。
万が一の備えだけでなく、老後の資産形成にも役立つことが、サラリーマン大家として不動産投資に挑戦する大きなメリットといえます。
先にも述べたように、サラリーマン大家になる人の多くは不動産投資をするにあたって不動産投資ローンを借り入れます。
また、不動産投資ローンを組むうえで、団体信用生命保険(以下、「団信」)への加入が条件として設けられているケースがほとんどです。
団信とは、契約者が死亡または障害を負うなどした場合に、生命保険会社が残りの住宅ローンを返済してくれる制度のこと。
そのため、万が一ローンの返済が難しくなったとしても契約者やその家族に対する返済義務がなくなることから、経済的に負担をかけることがありません。
団信には加入審査があり、健康状態によっては加入できないケースもあります。
サラリーマン大家で失敗しないためには、次の3つの点に注意することが大切です。
・管理会社に任せすぎない
・融資の返済計画を入念に練る
・表面利回りでなく実質利回りで考える
ひとつひとつ見ていきましょう。
不動産投資をして大家になったからといって、管理会社に任せきりの人も少なくありません。
購入した当初に利回りの良い物件だったとしても、メンテナンスを怠ることで空き室が出てしまうこともあります。
物件の価値は時間とともに下がってしまうため、自身でも入居者にとってのニーズを考えることが必要です。
また、収益性をあげるために、ローンの借り換えを検討する必要が生じることもあるでしょう。
常に将来を考えて行動することが、サラリーマン大家として求められます。
サラリーマンの中には、副業として安定した収入を増やしたいと考えている人が多いでしょう。
そのため、はじめから収益性ばかりを気にして高額物件を購入することは避けておくべきです。
なぜなら、購入後に空家が続いてしまうと返済が回らなくなってしまうケースも少なくありません。
が一うまくいかなくなったとしても、返済できる範囲で利回りの良い物件を探すことが大切です。
まずは、ワンルームなどといった投資のしやすい物件から始めてみるとよいでしょう。
物件を購入する際には、長期的に事業計画をシミュレーションするほか、自身のライフプランも考えながら、今後も返済が可能かどうか見極める必要があります。
例え、大幅にライフステージが変わってしまったとしても、サラリーマンの毎月の給与をもとに返済できることがサラリーマン大家であることの強みといえるでしょう。
不動産投資を始める上で、「利回り」に関する知識を得ることは欠かせません。
不動産投資における利回りは、投資額に対してどれほどのリターンを得られるかを見極める指標の一つとなるからです。
また、不動産投資における利回りは以下の2つに大別されます。
・表面利回り:年間の家賃収入の総額を物件価格で割り戻した数字のこと
・実質利回り:年間の家賃収入から諸経費(管理費や固定資産税など)を差し引いた数字のこと
ここでの注意点として、街中やネット上でよく見かける物件情報には「表面利回り」が記載されていることがほとんどです。
そのため、初期コストやランニングコストが一切考慮されておらず、その値だけを鵜呑みにすることは極めて危険だといえます。
投資による収益予想の精度を高めるためにも、利回りを見る際は「実質利回り」で判断するように心がけましょう。
今回の記事では、サラリーマン大家のメリットや注意点についてお伝えしました。
サラリーマンとしての信用が不動産投資に活かせることも
サラリーマン大家は手軽にチャレンジしやすいといわれているものの、知識がなければ失敗に終わるケースも少なくありません。
そのため、正しい知識を身に着けることがサラリーマン大家として成功するためには必要となるでしょう。
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