資産運用
「少しお給料が上がったので、資産運用で株にでも投資してみようと思っているんです」と言われるかたがいます。
何か投資したことはありますか?と投資経験を伺うと、ほとんどゼロ…投資未経験のかたに、いきなり株に投資をすると言われると少々困惑してしまうのが事実です。
例えば、フルマラソンに出たい!と思った場合、日頃からジョギングをしたりジムでトレーニングをしたりして基礎力を身に付けます。
実際のレースに備えてハーフマラソンの大会に出ることもあるでしょう。
大きな目標であるフルマラソンに出るには、それなりの準備が必要なのです。
資産運用も同様に、投資する商品について特徴やリスクなどを把握し、経験や資産に合わせてステップアップすることが大切なのです。
【INDEX】 ■資産運用のステップアップ ■予習・復習でトレーニング ■最後に |
資産運用には安全性を重視して確実に貯める「貯蓄」と、リスクを取って収益を狙う「投資」の2つがあります。
投資とは、資産を事業・不動産・証券などに投じて利益を得ることが目的となります。
冒頭、フルマラソンを例にお伝えしましたが、資産運用における基礎的なトレーニングには貯蓄やリスクの低い投資があたります。
安定して貯蓄や投資ができるだけの資産を捻出することができるようになったら、投資のレベルを上げていきます。
貯蓄などの安定した商品に定期的に投資できるかを確認
(投資先例:預貯金、定期預金、積立nisa、積立年金等)
ミドルリスク・ミドルリターンくらいの投資商品で商品の
特徴やリスクの把握など知識と経験値を上げていく
(投資先例:債券、投資信託、外貨建て積立保険等)
余剰金の範囲内でリスクが高めの投資にチャレンジ
(投資先例:株式、不動産、外貨投資等)
最近では、株式も少額から投資できるものが増えてきましたので練習してから投資してみるのも良いでしょう。
日本人は投資が苦手と言われています。さまざまな要因がありますが、リスクに対するストレス耐性が欧米人などと比べると低いそうです。
また、これまで投資教育が進んでこなかった為、投資をギャンブルと感じてしまっているかたも多いのです。
お金を投じるという共通点はありますが、投資とギャンブルでは本質的に目的や仕組みが異なります。
◎投資の目的:投資先の企業や国の成長が目的
◎投資の仕組み:投資先の利益を投資の対価として
◎投資家が受取る
▼ギャンブルの目的:娯楽が目的
▼ギャンブルの仕組み:掛金から運営手数料等を差し引いた
▼金額を勝敗に応じて分け合う
このような違いを理解せずに投資を行い、1度でも損をしてしまうと、投資はギャンブルだと思ってしまい、投資嫌いになるかたも少なくないのです。
投資先の特徴を知り、投資する商品の仕組みを学び、自らの知識や経験に合わせて計画的に資金を運用していくことが重要なのです。
予習だけでなく、1年間の運用結果などを復習しておくことも大切です。
せっかく資産運用をはじめても、1~2年でやめてしまうかたも多いです。
時間をかけて増やしていく商品も多いので、中・長期的に継続できる投資先を選ぶこともお勧めしています。
逆説になりますが、比較したギャンブルは好きな方が多いですね…個人差はありますが、ギャンブルでも予習や復習をされているかたもいらっしゃいます。
目的は娯楽となりますが、合わせて賞金が得られるとなると皆さん夢中になるのでしょう。
資産運用もコツコツにはなりますが、必ず成果が出てきます。
投じた資金がどのように運用され、社会に役立ち、そして利益が自分に戻ってくるのか、楽しみながら進めて頂ければと思います。
資産運用をすることで、お金の使い方が変わってきます。
投資先を選定する上で、投資先の企業や国などのことも調べていきます。
投資家としてご自身の投じたお金がどのように社会に役立つのかを知ることで世界を見る目も変わります。
これまで知らなかったことが少しずつ見えてくることで資産運用が楽しくなってきます。
セミナー等で投資の目的や資産運用のもたらす効果をお伝えすると、皆さんこれまでのイメージと違ったと仰います。
1度でも大きな損失を受けてしまうと、どうしても次に進めなくなるのが心情です。
今回の記事のように、リスクの低いものからステップアップしていくことで、そうしたダメージを軽減し、安心して資産運用をして欲しいと思います。
資産運用が得意な方は、楽しみながら行っています。
やはり楽しいものでないと長く続かないのかもしれません。
ステップアップすることで楽しさが増えてきますので是非、参考にして下さい。
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