資産運用
バブル経済が崩壊してからと言うもの預貯金の金利は下がり続け、銀行にお金を預けるだけで増えていく時代はとっくの昔に終わってしまいました。そのため、今あるお金を少しでも多く増やしたいのならば、銀行に預けたままにせずに資産運用を行う必要があります。
「資産運用に興味があるけれど何から始めれば良いかわからない」という初心者向けの資産運用方法を紹介していきます。
代表的な資産運用と言えば株や債券などの有価証券への投資。しかし株には高いリスクがつきもので、現在人気のある企業の株式を買ったところで、1年後にはその企業がどうなっているかわかりません。そのようなリスクのあるものを、知識と経験もない初心者が手を出すのは危険以外の何物でもないでしょう。しかし、投資信託ならばお金を預けるだけで、プロの投資家が自分の代わりに株などに投資を行ってくれます。
投資信託とは、投資をしたいと考えている人たちがお金を出し合って1つのファンドを組み、投資のプロにまとめて運用してもらう資産運用の方法です。複数人で資金を持ち寄るため、1人あたりの出資額が少額でも可能で、手軽に資産運用を始めることができます。
また、1つのファンドで国内外問わず複数の金融商品に投資するため、リスクを分散することができ、自分で1つの株にたくさんの資金を投資するよりも安全に運用できるのが特徴です。
しかし、プロに管理を委託する以上は手数料が発生するため、利益の100%を受け取ることができません。また、元本保証はされていないので、場合によっては損することも十分に考えられます。
国債とは、国が発行している債権のことです。国が発行しているため、一般企業の債券や株よりは比較的安全です。
個人向け国債は元本保証がされており、資産運用初心者でも手を出しやすい金融商品です。また、0.05%の最低金利が保証されているので、利益が全くでないということもありません。
個人向け国債には金利固定型と金利変動型の2種類あります。
金利固定型は国債の募集開始2日前の市場状況から想定利回りを計算し、何%の金利にするか決定します。金利固定型なので、最初に設定された金利のまま満期まで利息が支払われます。
対して金利変動型は、利子計算期間開始の前月までの国債の入札状況に応じて金利が決まり、利息が支払われるたびに金利が変動します。金利が少なくなる場合もありますが、最低金利は保証されているので少額ながらも利益は必ず出ます。
ただし、個人向け国債は元本保証されている代わりに、他の資産運用と比べると利益が小さい傾向にあります。0.05%以上の定期預金を運用している銀行もあるので、金利を見極めてから申し込む必要があります。
不動産投資とは、利益を得ることを目的に不動産を購入することを言います。利益を得る方法は、誰かに貸して家賃収入を得るか、購入した不動産の価値が上昇したときに売却して差額分の利益を得るかの2通りです。
購入した不動産を賃貸に出した場合、契約期間は2年おきなどの年単位がほとんどなので、長期的な収入が見込めます。また、家賃が大きく下落するということも少ないので、株などに投資するよりも安定した利益の確保が期待できます。
不動産投資は節税効果も高いのが特徴です。不動産投資で得た収入からは不動産の減価償却費やローン金利などが差し引かれるため、所得税対策になります。また、不動産投資で赤字になってしまっても、その赤字分は他の所得の損益と通算できるので、さらに節税することができます。
しかし、不動産は株や債券と違い物理的に傷んでしまうものです。老朽化が進んでしまうと、不動産自体の価値が下がったり、入居者が見つからずに利益を得られなかったりします。そのため、長期にわたって不動産を所持する場合には、メンテナンスなどの管理費用が別途必要になります。
プロに任せっきりの投資信託ならば、自分で株をやるよりも安全に運用できますが、損をするリスクがなくなる訳ではありません。個人向け国債は元本保証されている代わりに、大きな利益が期待できないのがデメリットです。
不動産投資ならば、投資信託よりもリスクが少なく、個人向け国債より大きな利益を期待できます。資産運用をしたいのなら、ローリスク・ミドルリターンな不動産投資を検討してみましょう。
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