保険年金
万が一のことがおこったときに備えて、「生命保険」や「医療保険」などへ加入しておくことは、とても重要です。
保険へ加入していれば、とても安心して生活を続けられるでしょう。
保険と似たようなものとして、「生命共済」や「医療共済」というものがあります。
入っている・入っていないは別として、名前を聞いたことがあるという人は多いはずです。
そして「共済」については、「掛け金が高いんじゃないのか?」という声が、ときどき挙げられます。
本記事では共済にかかる掛け金について、詳しく解説します。
掛け金について理解すため、まずは「共済」が何なのか、理解しておきましょう。
共済とは、一言で言えば「参加している人(組合員)が少しずつお金を出し合って、何らかの保障に役立てる」というものです。
たとえば生命共済の場合、組合員が少しずつお金を出し「死亡した際の保障となるお金」を集めます。
そして組合員の誰かが保障対象となった場合、集まったお金から保障がおこなわれます。
要するに「みんなで少しずつお金を出し合って、困ったときはそのお金で助け合おう」というものです。
また、「共済は営利目的の組織ではない」という点も重要です。
生命保険や医療保険は、保険料によって利益を出す「営利団体」。
しかし営利目的を持たない共済は、保険料などで利益を出そうとはしていません。
結論から言えば、生命保険の保険金は、比較的安いと言えるでしょう。
生命共済は、生命保険と比較されることの多い共済です。
そして生命保険と生命共済の掛け金(保険料)を比較したとき、明らかに安くなります。
なぜ生命保険と比較して安くなるかというと、「儲けようとしているか?」という点が答えと言えるでしょう。
先ほども触れたとおり、生命保険や医療保険は一企業にしかすぎないので、利益を出す(儲かる)ことが目的です。
しかし、生命共済は営利目的がともなっておらず、「利益分の負担」が組合員に生じません。
実際には、保険と比較して月に数百円から1,000円程度安くなるケースが多いようです。
というように生命共済の掛け金は、比較的安いと言えるでしょう。
ただし、人によっては「生命共済の掛け金も高いと感じる」かもしれません。
本当に生命共済が必要なのかどうかは、状況や経済力などを総合的に考えたうえで決める必要があります。
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医療共済の掛け金も、やはり比較的安いと言えます。
理屈としては生命共済とまったく同じです。
ただし、重度の「がん」や特定の病気に対して、保障がなされない傾向もあるので注意しましょう。
前述の通り、共済の掛け金は決して高くありません。
共済に入れば保険会社を利用する場合よりも、コストパフォーマンスが高まるというのは、よくある話です。
とはいえ共済へ加入することには、メリットとデメリットがあります。
メリットとデメリットを把握して、加入するかどうか慎重に判断しましょう。
・掛け金が安い
・決算次第では「割り戻し金」が支払われる
・年齢による掛け金の違いがなく、シンプル
・保険会社と比較して審査がイージーである
・値上がりすることは、ほぼ考えられない
全体的に「リーズナブル」であることが目立ちます。
さらに重要なのは「割り戻し金」の存在です。
割り戻し金とは、一言で言えば「決算したら余ったから、お返しします」という形で入ってくるお金のこと。
あくまでも決算の内容次第ですが、掛け金が安い上にお金を戻してもらえるケースもある、ということです。
とはいえ、共済へ加入することについて、デメリットがまったくないわけではありません。
以下のようなデメリットがあることは、知っておく必要があります。
・一生にわたって保証されているわけではない
・死亡保障の内容が充実していないケースは多い
・共済に関する毎年の制度見直しで、保障内容が落ちるケースがある
・保険のように、自由なカスタマイズが効かない
全体的に「値段が安いぶん、融通は効かない」という性格が見受けられます。
融通が効かないことをどれだけ受け入れられるかが、「加入する・しない」を決めるうえでひとつのポイントとなってくるでしょう。
共済の掛け金は、決して「高い」と言われるようなものではありません。
むしろ営利目的がある各種保険と比較すれば、安い傾向すらあります。
「掛け金が安い」というのは、保険ではなく、共済へ加入することを検討するうえで、十分すぎるほどのきっかけと言えるでしょう。
とはいえ、「共済は、すべての面において保険よりもすぐれている」というわけではありません。
やや融通が効かない、保障内容が弱くなるといってデメリットも持っています。
いずれか一方を過信せず、「自分にあったほうを選ぶ」というのが、重要となるでしょう。
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