副業
第1回の記事では、どんな点に注意して副業を選べばいいのかを解説しました。
しかし、実際にはどういった副業が自分に合うのか、なかなか決められない人が多いのではないかと思います。
そこで、これから5回にわけて、以下のオススメ副業をご紹介していく予定です。
(2)人気副業:YouTube人気で需要はますます拡大「動画編集」
(3)人気副業:はじめやすく稼ぎやすい「Webライター」
(4)人気副業:資金と適正があれば「投資」
(5)人気副業:コロナで宅配の需要が激増「フードデリバリー」
(6)人気副業:専門知識を活用できる「コンサルタント」
まず今回ご紹介するのは、ネットスキル系の「動画編集」です。
これから紹介していく副業のなかでも、おそらくもっとも「取り組みやすさと報酬額のバランスが取れた副業」ではないでしょうか。
動画編集の詳細をみていく前に、まずは動画編集が副業に最適な理由を明確にしておきましょう。
動画編集をオススメする理由は、大きく以下の3点です。
動画編集の需要が激増している
スキルの習得が比較的簡単
在宅で完結できる
それではひとつずつ解説していきます。
2019年におこなわれたサイバーエージェントの調査によると、近年YouTubeに代表される動画広告市場の伸びはすさまじく、2023年には約2倍の5,000億円を突破すると予測されています。
ビジネス系のインフルエンサーや芸能人が、YouTubeやTikTokへどんどん活動の拠点を移しているのをみても、この傾向が今後しばらく続くのは間違いないでしょう。
こういった人たちは、基本的に自分で動画編集をしません。
すべて外部に発注しますので、きちんと仕事のできる動画編集者なら仕事に困ることはないというのが、今の状況だと思います。
参考:サイバーエージェント、2019年国内動画広告の市場調査を実施
動画編集と聞くと非常に専門的なスキルをイメージしますが、プログラミングなどと比べると、スキルの取得は比較的簡単だといえます。
オンラインプログラミングスクール「TechAcademy」によれば、業務レベルになるまでプログラマーが最低でも600時間以上(約1年)必要なのに対して、動画編集なら160時間前後(1〜3カ月)で習得が可能だそうです。
副業をはじめる段階で、スキルの習得にまず1年以上かかるとなると、かなりハードルは上がります。その点1〜3カ月なら、それほど大きな負担にはならないでしょう。
参考:動画編集講座(Premiere Proオンラインスクール) | TechAcademy
動画編集はデータをネット経由で受け取り、自宅で作業をします。
完成品の納品も、ネット経由でできますから、ほぼ完全に自宅の作業で完結するわけです。
打ち合わせもチャットやメールがメインとなり、音声で直接やり取りする場合もZoomなどで十分こと足ります。
自宅で完結するということは、すなわち自由な時間に作業ができるという意味です。
帰宅時間が一定ではない職種の人でも、安心して取り組めるのは大きなメリットといえるでしょう。
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報酬は受けた案件によりますが、YouTubeなどの動画編集で、1本あたり3,000〜10,000円が相場です。
これを週に2〜3本こなして、およそ月に3〜5万円前後の報酬が見込めます。
もちろん本業として取り組めば、月額20〜30万円以上の報酬も十分可能です。
ただし、最近の動画人気にともない、動画編集者の数が増えてきています。
常に勉強をしていく気持ちがないと、収入をキープするのは大変かもしれません。
前述のように副業としては非常に割のいい動画編集ですが、もちろん障壁となるハードルもあります。
もっとも大きなハードルは以下の2点でしょう。
機材を揃える初期費用が高い
作業時間が長い
動画編集を検討すると、使用するPCの高額さに、まずびっくりすると思います。
動画編集をストレスなくおこなうには、最低でも「CPU:Core i7・メモリ:16G・SSD+HDD」程度のスペックは必要です。
定番のMacなら25万円以上、Windowsでも15万円前後の予算はみておかなくてはなりません。
また作業時間の長さも、忙しいビジネスパーソンには厳しいハードルといえます。
10分程度の動画であれば、カット編集やテロップ入れなどのフル作業で4〜5時間は必要です。
土日は集中して作業できるとしても、平日の夜にこまかい作業をするのは決して楽ではありません。
前述のとおり、動画市場が年々拡大しているため、仕事に困ることは当分ないでしょう。
しっかりと活動しているYouTuberや動画制作会社と取引できれば、安定して受注できるはずです。
ただしさきほどお話ししたように、市場拡大にともなって、動画編集者の数も増えています。
クライアントに選ばれるためにも、常にスキルアップやコミュニケーションに気を配る必要はあるでしょう。
動画編集者の増加は懸念材料ではあるものの、それ以上に動画広告市場が拡大していますから、動画編集の需要はしばらく続くと考えられます。
また動画編集で使用する技術は「テロップ入れ」などある程度限られており、プログラミングのように目まぐるしく新技術を覚える必要はありません。
そういったテクニックよりも、「動画作成者の意図をいかに汲み取れるか」というセンスの方が重要です。
そういった勘所を掴めれば、今後も継続的に受注が見込めます。
今現在の動画広告市場の伸びをみる限り、今後も動画編集の需要は間違いなく増え続けるでしょう。
したがって、きちんと活動しているクライアントと契約できれば、副業の目安といわれる月額5万円をクリアーするのは比較的簡単です。
ただし、ひとりでの作業量には、どうしても限界があります。
長期間副業として続けるならば、ほかの動画編集者とチームを組む、さらにディレクターとして外注するなども考える必要があるでしょう。
いずれにしても、動画編集は副業として今もっとも注目されている仕事のひとつです。
ぜひしっかりとリサーチしてみてください。
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