副業
連載4回目となる今回は、「金融系投資」についてご紹介していきます。
「金融系の投資はギャンブルみたいなものだから副業にはならないよ」実際のところ金融系投資には、そういった否定的な声が常につきまとっています。
たしかに金融系の投資は、手放しにオススメできるものではありません。
ご存知のように、資金を失うリスクがあるからです。
一方で地道な投資方法を実践して、確実に成果を出している人もいます。
この差はどこにあるのでしょうか?
やってみたいけどリスクが怖いという人のために、今回は本当に金融系投資が副業として成り立つのか、多方面から検証していきます。
「金融系投資」とまとめてご紹介していますが、実際にはさまざまな種類の投資方法があります。
副業でおこなえる主な金融系投資は以下の5点です。
株式投資
FX
仮想通貨
投資信託
不動産投資(REIT)
すべての投資手法に言及すると非常に長くなりますので、今回は代表的な「株式投資」を例に解説していきます。
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株式投資のメリット・デメリット
冒頭でも触れたように、金融系投資はリスクが大きいので、事前にメリットとデメリットの両方をしっかりと理解しておく必要があります。
スキマ時間にできる
売却益が期待できる
複数の方法で利益を手にできる可能性がある
「動画編集」などのこれまで紹介した副業と違い、株式投資には労働時間がありません。
誤解を恐れずにいえば、お金を払ってただ株を購入するだけです。
もしかするとその辺がギャンブルと混同されてしまう要因なのかもしれませんが、きちんと利益を出せるなら、忙しいビジネスパーソンにはピッタリな副業だと思います。
また株式投資には、複数のキャッシュポイントがあるのもうれしいところです。
① 売却益(購入価格と売却価格の差益 )
② 配当金 (株式保有中に企業から支給されるボーナス的利益)
③ 株主優待(自社製品や優待券などの支給)
なかでもメインになるのが、①売却益です。購入した金額よりも高値で売却できれば、その差額が利益になります。
その代わり、購入した株が値下がりすれば、売却した時点で損が確定。かといって損を嫌うと、株価が元値以上に戻らない限り、いつまでも売却できません。
株式投資のデメリットは、投資方法を問わず、「投資した資金を失う可能性がある」ことに尽きるでしょう。
こちらも売却益に絞って解説しますが、売却益は個人のパフォーマンスによってまったく異なります。
ただ一般的には、およそ年間5%前後の売却益が目安とされているようです。
かりに50万円を投資した場合、5%なら年間25,000円が利益となります。
銀行に預金するよりは全然いいとしても、正直副業としてはかなり寂しい金額です。
もちろん年間数百万円、数千万円という利益をあげている人もいますから、結局は投資のやり方次第ということになるでしょう。
株式投資は、正直ハードルがかなり高いといわざるを得ません。
なぜなら、もしさきほどの5%を基準にすれば、副業として成立させるには投資金額を大幅に増やさなければならないからです。
そうなると、最低でも元手が1,200万円はないと、「月5万円年間60万円」は達成できません。
しかしそもそも、1,200万円の自由資金をもっている人がどれだけいるでしょうか。
さらにいえば、必ず5%の利益を出せる保障もないのです。
そういう意味でいうと、株式投資は取り組める人を非常に選ぶ副業といえます。
残念ながら、安定性もゼロに近いでしょう。
これまで継続して利益をあげていた人でも、リーマンショックのような大暴落で、一瞬に利益が吹き飛ぶことも珍しくない世界です。
株式投資に安定性を求めるべきではありません。
ただし、それでも、地道に利益を継続している人もいます。
そういった人は、たいてい長期投資をおこなっているケースが多いようです。
たしかに長期投資なら、「複利のパワー」を利用できます。
元本100万円で年利5%なら、利益は5万円です。
しかし5万円を取り崩さずに105万円を翌年運用すれば、利益は52,500円になります。
これを何十年も繰り返せば、何百万円という単位での利益が見込めるわけです。
株式投資はほかの副業のように、毎年60万円をコンスタントに稼げるわけではありません。
しかしとくに労働することなく、10年・20年後に一定の利益が得られるなら、副業として検討する余地は十分あるのではないでしょうか。
参考:SBI証券 S&P500指数
安定性でもお話ししたように、長期投資なら資金を失うことなく、投資を継続できる可能性が高いです。
たとえばアメリカの株価指数「S&P500」をチェックしてみましょう。
上図は過去10年間のチャート図ですが、一時的な上下動はあるにせよ、長期的には完全な成長トレンドです。
つまり長期保有すれば、最終的には値上がりする可能性が高いことになります。
対して日経平均株価も、基本的に右肩上がりではありますが、若干上下動が激しいです。
そう考えると、現在アメリカ株の人気が高いのもよく理解できます。
もちろんだからといって、購入した株が必ず値上がりするわけではありません。
最終的には「どの銘柄に投資するか」がキーとなるので、自信のない人は投資信託などで、専門家に運用してもらうのもひとつの方法です。
少々厳しい言及の多くなった金融系投資ですが、それはこれまでの副業と違い、お金を失うリスクがあるからです。
しっかりと勉強して自由資金の範囲内でおこなうのであれば、リスクを抑えて高い利益率を求めることも十分に可能だと思います。
また今回は株式投資に絞って解説しましたが、FXや仮想通貨・投資信託・不動産投資など、ほかにもたくさんの投資方法があります。
ぜひ一度、さまざまな金融系投資について、じっくりと調べてみてください。
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