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FP直伝!即実践できる家計の見直し -最初に見直すべきは固定費から-

FP直伝!即実践できる家計の見直し -最初に見直すべきは固定費から-

FP直伝!即実践できる家計の見直し -最初に見直すべきは固定費から-

人生100年時代と言われる今、あなたはどんな未来を想像しますか?

あなたがもし100歳まで生きるとしたら、将来どのような生活を送りたいでしょうか?

厚生労働省のまとめによると、2019年日本人の平均寿命は男性が81.41歳、女性が87.45歳となっています。

(厚生労働省:令和元年簡易生命表の概況より)

上記の表から日本人の平均寿命が年々延びているのが分かりますが、その要因としては医療技術の進歩や健康思考の高まりが大きく影響していることが考えられます。

このように人生100年時代と言われる今、自分の希望するライフプランを生き抜くためには、どのようにお金と向き合っていけばよいのでしょうか。自分にとっての必要な保障額や老後資金は、どのように準備したらよいのでしょうか。

今回は資産形成の初級編として、即実践できる家計の見直しについてお伝えしていきたいと思います。

【INDEX】

■ 「変動費」と「固定費」を書き出してみよう

■見直すべきは固定費から

■最後に

 

「変動費」と「固定費」を書き出してみよう

日頃、日常的な支出を家計簿にまとめている方もいらっしゃると思いますが、今回はさらに支出の中身を「変動費」と「固定費」に分けて考えてみましょう。

変動費は食費などの毎月変動して出ていく支出のことで、固定費は家賃など決まったお金が定期的に出ていく支出のことです。

【例:変動費】

 

・食費(外食費も含む)

・日用品、被服費

・交際費

・娯楽費

・旅費、交通費

・医療費

・冠婚葬祭費

・一時的な支出

 

 

【例:固定費】

 

・住宅費(家賃、住宅ローンなど)

・光熱費

・教育費(塾や習い事も含む)

・通信費(固定電話、携帯料金、インターネットなど)

・保険(生命保険、医療保険、火災保険など)

・車両費

・サブスク、定期購入

・ジムや習い事の月会費

 

 

こうして見ると日頃様々な項目で支出があることが分かり、その支出が変動的・一時的なものなのか、それとも長期的に毎月決まった金額の支出なのかが分かります。

家計の見直しをする際には、まずこのように変動費と固定費を分けることから始めましょう。

 

見直すべきは固定費から

家計の支出を変動費と固定費に分けたら、まず優先して見直すべきは固定費です。固定費を見直すメリットは、一度見直すと簡単に長期間の節約に繋げることが出来るところ。

食費を削ったり、必要な日用品や交際費を削減することは、かえって時間のロスに繋がったりストレスが溜まる原因にもなるのでおすすめしません。

早速、固定費見直しのポイントをいくつか見ていきましょう。

 

◇通信費

特に携帯料金の見直しは、大きく固定費を削減できます。

現在格安SIMをはじめ、大手キャリアも低価格プランを発表しており携帯料金の低価格化が進んでいます。

乗り換え手続きや各社料金プランの比較などはじめは面倒に思われるかもしれませんが、ご自身の居住地や使い方、使う機種に合わせて自分に合った乗り換え先を検討するようにしましょう。一度見直しに成功すれば、その後の支出削減効果はとても大きいものです。

◇住宅費

賃貸の人は家賃の見直しを、住宅ローンを組んでいる人は月々の返済額について見直す余地がないか考えてみましょう。

賃貸については、状況によって住居を変えることができるメリットがあります。可能であれば、家賃の見直しを検討してみましょう。

住宅ローンについては、金利が1%違うだけで総支払額が500万円以上違ってくる場合もあります。住宅ローンの借り換えについては、条件によってできる場合とできない場合がありますので、まずは融資先の担当者に確認してみるとよいでしょう。

◇保険(生命保険、医療保険、火災保険など)

保険見直しのポイントは、自分にどんな保障がどのくらい必要なのか、いるものといらないものをきっちり分けるということです。

保険はあればあるほど安心ですが、そこには保険料というコストがかかります。

特に掛け捨ての保険は、使えなければ保険料を払っただけで終わりということになってしまいますので、貯金など保険以外でカバーできる場合はむやみに加入しないようにしましょう。

◇サブスクや定期購入

近年流行りのサブスクは、上手に活用すれば低価格でお得なサービスを受けられる反面、同じようなサービスに重複して加入したり退会するのを忘れてしまうと、毎月固定費が発生します。

単月で見ると小さな金額に思えるかもしれませんが、年間やトータルコストでみると大きな支出となり固定費がかさむ原因となりますので、本当に自分にとって必要なサービスだけ加入するようにしましょう。

 

最後に

今回は、固定費の見直しについて解説しました。

資産形成について考える際は、稼ぐ・増やすというステップの前に支出を減らして貯める力を養うことをおすすめします。また支出を減らすと言っても、生活に必要なものまで削ったり無理に欲しいものを我慢してしまうなどの極端な節約はおすすめしません。

生活の満足度を下げずに支出を減らすのが理想的で、その分ゆとりが出たお金については、一部を資産運用や自己投資に回して有意義に活用していくのがよいでしょう。

まずは家計の見直しをファーストステップに、お金が貯まらない人から貯まる・増やせる人への転換を目指し、充実した人生100年時代を生き抜く準備を始めましょう。

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