副業
毎日一生懸命働いても、思うように伸びていかない収入。かといって転職をすることは考えづらい。「あと少し余裕ができたら…」。または収入には満足していても、今の仕事ではすでに安定した成果を上げていて、「新たなことに挑戦できるかもしれない」。そんな風に思っている方にお勧めしたいのが副業です。
昨年1月には厚生労働省から「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が発表され、今、世の中でも注目されている「副業」のもたらすメリットを見てみましょう。
副業をすることで収入がアップし、自分が使える金額が少しでも増えるとすれば、それを元にどんなことができるでしょうか?好きな趣味のために使う。本を買ったりコンサートにいったり心の充実を図る。副業で得たお金は旅行費として思い切り楽しむと決めてもいいかもしれません。 もしくは副業で得たお金は自分に投資する、と決めてセミナーや語学教室などに通うお金にすると、より自分の能力をアップさせるきっかけにもなるでしょう。
副業を始めると、新たな人の繋がりが確実に広がります。 普段本業で接しているのとは違う世界と接することになり、単純に考えても、あなたの世界が本業+副業で2倍に広がることは確かです。 今のスキルを活かした仕事であれば、会社員としてみているその業界を、また違う視点で見ることができるでき、本業に役立てることができるでしょう。逆に普段の仕事とはまったく違うジャンルであれば、心の切り替えをしてリフレッシュする時間になるかもしれません。それは本業にも良い影響を及ぼすことになるでしょう。 つまり副業で広がった世界は、本業と両輪であり、双方に良い影響を与えることができるのです。
副業でスキルを磨くことは、不安のない老後生活にも役立ちます。 現在年金の受給開始年齢は65歳です(繰り上げ受給も可能ですが、繰り上げた月数×0.5%が生涯にわたり年金額から減算されます)。一般的な定年が60歳であることを考えると、年金支払い開始までの5年間は貯金を切り崩しながら生活することになります。日本人の平均寿命が延びる中で、年金の受給開始時期は今後先のばしされることも予想されており、そんなとき、定年後も収入を得られるスキルを持っていることは支えになります。金融資産を準備するのと合わせて、副業で長く稼ぐことのできる「自分」という資産を磨くことで、積極的な老後生活の備えをすることにもつながるのです。
そんな魅力の多い副業ですが、始める前に確認しておくことがあります。
会社によっては、社員の仕事のパフォーマンスや情報漏洩の観点から、副業を禁止している場合があります。まずは勤務先の会社が副業を禁止していないかどうか、会社の「就業規則」で確認しましょう。副業の収入が20万円を超えた場合、確定申告が必要になります。副業の収入を確定申告すると自治体から住民税の計算書が送られる際に給料以外の収入があることがわかるため、本業の会社に副業が発覚することがあります。就業規則の確認は最初に行い、気持ちよく副業を始めるようにしましょう。
こうしてみてみると、副業はただ金銭的な助けになるだけではなく、大人を成長させるひとつのツールとして考えられます。「一人で稼ぐことができる能力を自分は持っている」という自信を持つことは、仕事をする上でも、私生活においても、大きな心の余裕につながるのではないでしょうか。
「ではそんな自信を持つために、実際どんな副業をしたらいいのだろう?」と思われたあなたに、オススメの副業について次回の記事で紹介したいと思います。
参考:厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000192845.pdf)
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