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高級ホテルで特別なおもてなしを受けられる方というと、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか?
海外の要人やセレブ、大物政治家のような本物のVIPは除くとしても、
・企業の経営者や役員などのお金持ち
・出張族などで頻繁に同じホテルに泊まる人
・結婚式を挙げたなど、そのホテルと特別な関係がある人
などを想像するのではないでしょうか?
しかし、ここ数年、「特別お金持ちではない一般の方」「日ごろから宿泊するホテルもバラバラ」「結婚式など特別な関係もない」といった方であっても、ある条件を満たすだけで簡単に、高級ホテルから特別なおもてなしを受けられる裏技が話題となっています。
まずは、どんな高級ホテルでこうした裏技が使えるのかからお話ししましょう。
一番有名なのは、マリオットグループのホテルです。
元々、日本にもマリオット系列のホテルは多数ありましたが、近年ではSPGやリッツカールトンなどと合併して傘下のホテルをさらに増やし、世界最大のホテルチェーンになったとされています。
有名なブランドだけをざっと挙げても、「セントレジス」「ウェスティン」「シェラトン」「ザ・リッツ・カールトン」「マリオット」「JWマリオット」「ルネッサンス」・・・など、誰もが高級ホテルと認めるブランドのオンパレードです。(これでも、ここで記載したブランドはごく一部です)
他にも、「ヒルトン」「コンラッド」「ダブルツリー」など多くの高級ホテルを傘下に持つヒルトングループなどでも、これから紹介する裏技は有効です。
裏技の前に、まずはこうした高級ホテルから受けられる「特別なおもてなし」の内容と、正攻法でそれを受けることがどれくらい大変なのかをご説明しておきましょう。
たとえば、マリオットグループでは、一般の宿泊客以外に、以下の条件に応じた会員資格制度を設けています。
<マリオットグループ 会員資格一覧> ※2021年9月現在
会員資格を持つことで、宿泊時に会員料金の適用を受けることができるほか、シルバーエリート会員以上には、宿泊料金に応じたポイントバックや優先レイトチェックアウト、ウェルカムギフトなどの優待を受けることができます。
さらにゴールドエリート会員以上になると、前述のポイントバックやレイトチェックアウトがさらに優遇されるほか、状況に応じて宿泊する部屋の無料アップグレードを受けることもできます。
そしてプラチナエリート会員以上になると、朝食無料やラウンジアクセス権、条件に応じたスイートルームへの無料アップグレードといった、ものすごい優遇を受けることができます。
たとえば、一番安くて狭い部屋を素泊まりで予約したとしても、プラチナエリート会員であれば、朝食が無料でサービスされ、ラウンジで無料のアルコールや軽食が振舞われ、運がよければスイートルームにアップグレードされ、さらに16時までのレイトチェックアウトを受けることができるというわけです。(ほかにも、ホテル内レストラン割引など、紹介しきれない優待が満載です)
マリオットグループには世界的な超高級ホテルブランドもありますから、プラチナエリート会員以上になれば、使い方次第では、宿泊1回あたり数万円~数十万円分の優待が受けられてしまいます。まさに特別なおもてなしといってよいでしょう。
※優待内容はホテルにより異なります。詳細は以下を参照ください。
https://www.marriott.co.jp/loyalty/member-benefits.mi
しかし、これだけの優待を受けるためには、ゴールドエリートで年間25泊、プラチナエリートともなれば年間50泊の宿泊が毎年必要となります。
冒頭にもあった「企業の経営者や役員などのお金持ち」「出張族などで頻繁に同じホテルに泊まる人」でもなければ、一般人がゴールドエリート会員以上の資格を得るのは、かなり難しいと言わざるを得ません。
ところが、実はこうした宿泊実績がなくとも、簡単に高級ホテルの上級会員資格を得られる裏技があります。
それは、ホテルグループの発行するクレジットカードを所持することです。
たとえば、マリオットグループでは、スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(通称:SPGアメックス)というクレジットカードを発行しており、このカードを所持しているだけで、なんとゴールドエリート会員の資格を得ることができます。(年会費は税込34,100円)
また、不定期ではありますが、プラチナエリートの資格条件を一時的に緩和する“プラチナチャレンジ”といった企画も行っており、ゴールドエリートでは物足りない場合には、この企画も要チェックです。
ヒルトングループでもクレジットカードを発行しており、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード(通称:ヒルトンアメックス)を所持することで、ゴールド資格を得ることができます。(年会費は税込16,500円)
さらに、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(通称:ヒルトンアメックスプレミアム)を所持したうえで所定条件のカード利用を満たすと、なんとヒルトンオーナーズの最上位であるダイヤモンド資格を得ることができます。(年会費は税込66,000円)
※ヒルトングループの会員資格はマリオットグループとは異なります。
詳細は以下を参照ください。
https://hiltonhonors3.hilton.com/ja_JP/explore/benefits/index.html
いかがでしたでしょうか。
年会費の金額だけを見れば決して安くはありませんが、それ以上にマリオットグループやヒルトングループで特別なおもてなしを受けられるメリットは大きく、年に数回も宿泊すれば簡単に元は取れてしまうでしょう。(実際には大きな入会特典や2年目以降の無料宿泊プレゼントなどもあり、元を取るのはさらに容易なはずです)
加えていえば、こうした上級会員になっておくことで、他のホテルグループの上級会員へのステータスマッチをしてもらえることもあります。
出張の多い方、旅行好きの方は、是非チェックしてみてくださいね!
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