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老後破産につながる危険な5つの行動パターン

老後破産につながる危険な5つの行動パターン

老後は遠い未来のことと思っていても、生きている限りいつか老後はやってきます。「老後破産」と言う言葉もだいぶ耳慣れてきました。自分だけはそうなるはずはないと思っている人ほど、実は老後破産の可能性があるのです。老後破産につながるのは40代、50代の過ごし方と言ってもいいかもしれません。そんな老後破産につながる危険な行動5つのパターンをご紹介します。

1. 住宅ローンが70歳以上まである

人生で一番高い買い物と言われている住宅、金融機関でローンを借りて購入している人がほとんどです。現在では多くの金融機関が80歳までを完済期限としているようです。しかし、多くの人の場合65歳で定年退職を迎えるとするとそこから15年間も返済しなければなりません。現実的に考えると難しいでしょう。80歳にならなくても、年金生活の中から住宅ローンを返済し続けるのは間違い無く、老後資金を取り崩すことになります。そうならないためには、やはり働いて収入があるうちに完済しておくことです。65歳の定年を迎えるまでの完済できればいいですが、難しいと言う場合には70歳までには終えるようにしましょう。ずっと働き続ければ住宅ローンを返せると思ったら、大間違いです。仕事もなくなるかもしれませんし、病気になるかもしれません。高齢になればなるほど想定外のことも起こります。この想定外を想定内としてプランニングしておかないと、長年住んでいて愛着のある家を手放さなければならなくなったとしたら、とても悲しいことだと思います。住宅ローンの高齢化には気をつけましょう。

 

2. 教育費がかさんで老後資金の準備ができない

0代50代になると頭を悩ませるのが子供の教育費です。高校までは毎月の支出でなんとかなっていたものの、大学となると一度の支払う金額が大きいために事前の準備が欠かせません。それができないと、今までためてきた貯金を取り崩すこともあるかもしれませんし、教育ローンなどを借りることもあるかもしれません。大学に通う期間は限られているので卒業後に取り崩してしまった分を貯金することや、借りた教育ローンなどの支払いができればいいのですが、退職までの期間が短いと目的を達成す前に仕事を失ってしまうこともあります。「子どものために」という気持ちはわかりますが、自分たちの老後資金のことも考えて資金計画を立てておかなければなりません。

3. 年収1000万ラインのプチリッチから抜け出せない

世帯年収で1000万円を超えている家庭に共通しているのがプチリッチ感覚です。厚生労働省発表の平成 29 年 国民生活基礎調査の概況を見てみると、全世帯の平均年収は約560万円です。世帯年収1000万円以上とうことは、平均年収のほぼ2倍の収入があるということなのです。収入は確かに多いのですが、実は支出もかなり多いことが特徴です。小さいうちから子どもの教育費には惜しまずお金をかけることや、子どもの環境にいいからと住む場所をかえることもあります。さらに、食べ物や持ち物などについても「上質なもの」「一流のもの」を好みます。それだけの収入があるので、贅沢をしてはいけないということではありませんが、「収入が高いのでこれくらい大丈夫」という気持ちが老後破産につながることもあるのです。実は年収が高いからと言って必ずしも貯蓄額や資産を多く持っているとは限りません。今の収入が続けばいつでも貯金できると思っていることに危機感を感じている人は少ないようです。定年退職を迎えて収入が減ったときには、十分な備えができていないことや、生活のレベルを落とせないなどの問題が起こってきます。

 

4. 退職金で運用デビュー

退職金を受け取ったら、なるべくへらさないように運用をしてみようと思う人もいると思います。退職者向けの運用セミナーなど開催している金融機関も多く見られます。しかしここで気をつけなくてはならないのは、今までやったことのないことが、いきなり始めてうまくいく保証はなにもないということです。

将棋や囲碁、ゴルフなど初めから強く上手にできるわけなどないのです。実践と経験を重ねて上手になっていくものです。しかし、運用に関しては退職金の運用が必ずうまくいくと誤解してしまっている人も多いのが事実です。

金融機関がすすめてくれる商品は、金融機関にとって都合の良い商品で、自分にとって都合の良い商品とは限らないということを知っておきましょう。

言われるがまま契約して、手数料の高さに驚くこともあるでしょう。予想していたような成果がでず、資産を減らしてしまうこともあるかもしれません。

そうならないためにも、退職よりも前から、少しずつでもいいので運用について慣れておく必要があります。少額からできる投資信託であれば、投資にかかる費用や、価格の変動、市場の動きなどを観察することができます。そういった変化に慣れておくことが重要です。そのうちに、自分にとってどんな商品が合っているのかわかってくるはずです。慣れるためにも退職前からチャレンジしておくと良いでしょう。

 

5. 老後の生活を楽観視して年金ではたりなくなる

現役の期間中収入が高い人は受け取れる年金も多くなりますが、だからと言って年金だけに頼った考え方は危険です。受け取れる金額は一度きまったら一生涯そのままの金額が受け取れるわけではなく、その時の経済状況によって変化するものです。老後もなんとかなるだろうと楽観視していると、いつのまにか貯金は底をつき、生活水準を落とせないまま老後破産になる危険性もあります。

年金だけに頼らず、40代50代から老後の生活をイメージして年金では足りなくなるであろう金額を準備しておくことが大切です。

老後破産に陥ってしまう理由は様々あります。原因も1つだけとは限りません。今の収入がずっと続くとは限らないこと、いつまでも健康でるとはかぎらないということ、人生に想定がつきものであることを予想しておきましょう。その上で、老後の生活に対する備えは準備しておくようにしましょう。

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