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食事をしたときに印象に残ることはなんでしょう?
おいしい食事そのものはもちろん、一緒に食べた人との会話や雰囲気を一番強く記憶しているのではないでしょうか。できれば「この人と一緒に食事すると楽しい」と思われたいものです。そのために、食事のときに守りたい基本のマナーについて学んでおきましょう。
きちんとしたレストランでは、男性はジャケット着用をお願いされることもあります。店を訪れる前にドレスコードを確信しておくと良いでしょう。また、香水なども食事を楽しむためにはつけないか、控えめにすることが必要です。
テーブルに向かう姿勢がまっすぐきちんとしていると、それだけで「きちんとしていて信頼の置ける人」という印象を与えることになります。猫背になったり頬杖をついたりしないよう気をつけましょう。
箸は、料理をどれにしようかお皿の上で動かす「迷い箸」、食べる時以外に箸をくわえたりなめたりする「ねぶり箸」など、好ましくない動作がありますが、基本的には正しい箸の持ち方で、ちょうど良い量を口に運ぶことを気をつければよいでしょう。カトラリー(ナイフ・フォーク・スプーンなど)は、外側のものから使うなどのルールを守りつつ、何より音をなるべく立てず、丁寧な扱い方を心がけることが大切です。
食事をするとき絶対に避けたいのが、くちゃくちゃと音を立てながら食べること。不快に思われるのはもちろん、一気に下品に見えてしまいます。食べ方のクセは自分では気づきにくいので、家族や友人にチェックしてもらうといいかもしれません。
また、食べるスピードが速すぎたり遅すぎたりしないかも気をつけます。相手に気を遣わせてしまいますし、コース料理の場合は全員の進み具合で次の料理が運ばれてくるためペースを乱してしまいます。
以上は一緒に食事をしたときに、相手を不快にさせないためのマナーです。では一歩踏み込んで、より楽しい時間にするための振る舞いを覚えておきましょう。
食事の場で年齢問わず皆が楽しめる話題を提供できるかどうか、これは大人にとって大切な能力です。相手がどんなことに興味・関心があるかを普段の会話の中で探ってその話題を出してみる。初めて会う人と話すのであれば、オススメのお店の話、趣味の話など、いくつか話題をストックしておくとスムーズです。直前にニュースアプリなどで会話に役立ちそうな情報を探しておくのもいいかもしれませんね。なお政治や宗教などの話題は避けたほうがいいでしょう。
大人の男性としてレディファーストを基本に立ち居振る舞いをしましょう。入店するときに扉をさっと開けておくことができるだけで、人に与える印象は大きく変わるでしょう。支払いは、相手が化粧室に立つときがあればそのときに、もしくはその気配がなければ自分が化粧室に立ちすませるなど、さりげなく済ませておきます。
気をつけたいのが「お店の人に対する態度」です。何かあったときにお店の人に高圧的な態度を取ってしまうのか、スマートに解決するのかによって「いざという時にこういう態度をとる人なのだな」と評価されます。できれば「大人の対応ができる、余裕のある人」と思われたいですね。
どうしても食事のマナーのイメージがわかないという方は、実際に食事をしながら学ぶことができる講座に参加してみるのもいいかもしれません。「テーブルマナー」「作法」などで検索すると、日本各地で講座が開かれています。
一度マナーを身につけてしまえば、「何か失礼なことをしてしまったのでは」と心配することなく、食事と会話に集中することができます。大人として、一通りの食事マナーを知り、大切な人たちと食事する時間をより楽しくすごしましょう。
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