資産運用

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50代独身におすすめの資産運用は?同年代の平均貯金額も

50代独身におすすめの資産運用は?同年代の平均貯金額も

50代に差し掛かり、なにかとこれから先のお金のことが不安になっている人も多いのではないでしょうか。

50代から資産運用を始めるのは決して遅くないことに加え、いまからでも十分な額を貯めることが可能です。

今回の記事では50代独身におすすめの資産運用方法に加え、運用時のコツや注意点についてまとめてみました。

 

■50代独身の資産運用の必要性

投資信託、投資、貯蓄

50代になると、自身の老後資金を気にされる方も多いかもしれません。

 

また、独身の場合は老後の生活資金をすべて自分一人で賄わなければならず、現役世代のいまのうちから計画的に老後資金を貯め始めることが必要です。

厚生労働省が公表している「令和2年 簡易生命表」によれば、男性と女性の平均寿命はそれぞれ次のようになっています。

  • ・男性の平均寿命:81.64歳
  • ・女性の平均寿命:87.74歳

平均寿命は年々上昇小傾向にあり、今後もその傾向が大きく変わることはないでしょう。

平均寿命を考慮したうえで、介護費用や葬儀費用を含め、老後に必要な資金額はそれぞれ次の通りです。

  • ・男性:約1,000万円
  • ・女性:約1,300万円

ただし、上記はあくまでも必要最低金額であり、これ以上の金額を貯めておくことが求められます。

 

▼50代独身の平均貯金額について

金融広報中央委員会が出している「家計の金融行動による世論調査〔単身世帯調査〕」によれば、50代独身世代の平均貯蓄額は平均値が1601万円(中央値:622万円※)となっています。

※中央値:年収が低い順(高い順)に国民を並べたとき、丁度真ん中になる人の年収を表す。一部の富裕層の年収は中央値に影響しないため、中央値は「普通の人」の生活水準により近くなる。

この値だけ見れば、先に述べた老後に必要な資金額は満たしているように感じるかもしれません。

 

しかし、実際にその金額が「自身の生活を満たすのに十分な金額であるかどうか」は個々によって異なります。

そのため、普段の生活および家計の棚卸をしたうえで、自分に必要な老後の資金額を考えておくことが大切です。

これらを踏まえたうえで、50代独身におすすめの資産運用について見ていきましょう。

 

■50代独身におすすめの資産運用

資産運用のグラフ

ここでは、50代独身におすすめの資産運用法を3つ取りあげてみました。

  • ・つみたてNISA
  • ・iDeCo
  • ・個人年金保険など

 

▼つみたてNISA

つみたてNISAは、年間で40万円を上限として最長20年間にわたって非課税で運用できる制度のことです。

似た制度に一般NISAがありますが、基本的に長期・積立・分散を目的とした投資ではつみたてNISAを活用するとよいでしょう。

つみたてNISAでは投資信託の運用益(売却益や分配金)が非課税となるほか、少額から運用を始められます。

投資と聞くとまとまった資金が必要なイメージを抱いている方も多いかもしれませんが、金融機関によっては投資金額が100円から設定されているケースも少なくありません。

 

また、後述するiDeCoと異なり、途中換金も可能です。(ただし、非課税枠の再利用はできない)

なお、こちらの記事でも詳しく触れているので、よければあわせて参考にしてみてください。

 

参考:NISAやつみたてNISAを50代で始めるならどっちが得?

 

▼iDeCo

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、公的年金とは別に自分で年金を準備する制度のことです。

具体的には定期預金や保険、投資信託などを用いて資産形成を行います。

iDeCoでは保険の加入資格によって年間14.4万円~81.6万円までを投資でき、拠出した金額は全額所得控除になるのが一番のメリットです。

iDeCoは月々5,000円の掛け金から始めることができ、それ以降は1,000円単位で上乗せしていきます。(掛け金の変更は年一回だけ可能)

 

また、IDeCoでは受取時にも税制優遇があります。

60歳以降に受給する確定拠出年金のことを「老齢給付金」といい、次の2通りの方法で受取が可能です。

  • ・年金方式:5年以上20年以下の期間に少しずつ分割して受け取る
  • ・一時金方式:一括で受け取る

この際、年金方式で受け取った場合は「公的年金等控除」、一時金方式で受け取った場合は「退職所得控除」の適用対象となる点もiDeCoならではのメリットといえるでしょう。

ただし、いつでも引き出せるNISAと異なり、iDeCoでは原則60歳まで引き出すことができません。

そのため、自身の身の丈にあった拠出額で始めるように心がけましょう。

 

参考:iDeCoをやるべき人・やるべきでない人とは?メリット・デメリットを解説

 

▼個人年金保険などの保険

生命保険は病気やケガで働けない期間の生活費を補填することを目的としています。

しかし、中には毎月支払った保険料を積み立て、満期を迎えたときや解約時に返戻金として受け取れる「貯蓄型の生命保険」もあります。

 

また、資金に余裕があれば「個人年金保険」を検討するのもよいでしょう。

個人年金保険は公的年金と別に、自身で年金を準備できる保険商品のことです。

個人年金保険は主に以下の3種類に分けられ、受取期間や金額に応じて選べます。

  • ・確定年金
  • ・有期年金
  • ・終身年金

着実に老後の資産形成ができる一方で、早々に契約者が亡くなってしまうと元本割れする恐れがあることを覚えておきましょう。

 

なお、個人年金保険は生命保険の一種であることから、年金の受け取り開始前に死亡した場合は死亡保障の受取が可能です。

 

■50代の資産運用のポイントと注意点

スーツの男性の足元

50代で資産運用を始めるにあたっては、慎重さも求められます。

老後資金を貯めるために今の生活を極端に切り詰めるようになってしまっては、本末転倒です。

そのため、現状の収入をしっかりと把握したうえで、自分がこれから先生きていくためにどの程度のお金が必要なのか計算してみましょう。

 

その際、予想される費用以外にも突発的な費用(病気になった場合、冠婚葬祭など)がどのくらい必要なのかを想定しておくことも大切です。

無理なく貯められる金額を目指すことはもちろん、予備のお金についてもしっかりと考えるようにしましょう。

 

また、投資にはリスクがつきものです。

投資を始める際、その投資について理解を深め、自ら学ぶ姿勢を大切にすることでリスクを減らすことができます。

自分に見合った投資方法はもちろんのこと、どのように投資をスタートしたらよいのかわからない場合、まずは試算運用のプロに相談してみるとよいでしょう。

 

■資産運用を考えている50代のおひとりさまへ

今回の記事では50代独身の方におすすめな資産運用方法やそのコツについて、お伝えしました。

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