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働く会社や育った家庭環境などで個人の年収はいくらか左右されるものの、具体的に「お金持ち」になれる職業にはどういったものが該当するのでしょうか。
今回の記事ではお金持ちの定義についてお伝えした後、収入の高い職業について取り上げてみました。
結論から言えば、お金持ちに明確な定義は基準は存在しません。似たような言葉に資産家・富裕層・高所得者といった言葉がありますが、いずれも明確な定義はなく一般的には次のようなニュアンスで用いられます。
・資産家:不動産や自動車、貴金属といった保有実物資産が多い傾向にある
・富裕層:一定額以上の純金融資産を保有する人物や世帯を指すことが多い
・高所得者:所得が多い、稼ぎが多い人物を指す
・お金持ち:資産家・富裕層・高所得者層をすべて総称して、お金持ちと呼ぶことが多い
また、野村総合研究所によれば「富裕層」および「超富裕層」は次のように定義されています。
・富裕層:負債を差し引いた資産で1億円以上5億円未満
・超富裕層:負債を差し引いた資産が5億円以上
お金持ちについても、同様のイメージを抱いておけばまず間違いはないといえるでしょう。
以下は厚生労働省が毎年公表している「賃金構造基本統計調査」における、職業別の年収ランキングです。(かっこ内は女性の順位)
1.航空機操縦士(航空機操縦士)
2.医師(大学教授)
3.大学教授(医師)
4.大学准教授(大学准教授)
5.記者(弁護士)
6.公認会計士、税理士(記者)
7.不動産鑑定士(大学講師)
8.大学講師(高等学校教員)
9.高等学校教員(一級建築士)
10.弁護士(自然科学系研究者)
男女間で違いはありますが、高年収としてランキングされている職種は男女でほぼ同じであることがわかります。
このうち、いくつかの職業についてもう少し詳しく見ていきましょう。
航空会社の航空機操縦士(パイロット)は他の職種と比較し、トップクラスの高収入が得られる職業の一つです。特に大手航空会社で働くパイロットの場合、機長になれば年収が2,000万円を超えるケースも少なくありません。
とはいえ、パイロットになるための道のりは過酷を極めます。航空会社が実施している試験の合格率は発表されていませんが、年によっては倍率が100倍近くなることもあるといわれるほど。
また、多くの飛行経験を積まなければパイロットとはなれず、そのためには厳しい訓練を乗り越えなければなりません。高い収入に見合うだけの、大変な努力が必要といえるでしょう。
厚生労働省が公表している「令和3年賃金構造基本統計調査」によれば、医師の平均年収は1,378.3万円となっています。1年を通じて勤務した給与所得者の1人あたりの平均給与は461万円であることからも、医師の平均年収が極めて高い水準にあることがわかるでしょう。
また、診療科別に見ると外科系>内科系>他科系の順に年収が高くなります。外科系は内科系と比べ緊急手術など命に直接関わる場面が多く、長時間勤務になりやすいことから年収が高くなっているといえるでしょう。
記者の年収は大手と中堅、中小新聞社で大きな開きがあります。新聞記者はサラリーマンやOLさんと異なり、決まった就業時間があるわけではないため、時間外労働が常態化しており、かなり激務だといえるでしょう。
先ほどの調査結果によれば新聞記者の平均年収は40代で690万円ほどとなっていますが、大手新聞社は年収が高めに設定されています。各社有価証券報告書によれば、朝日新聞社や日本経済新聞社は40代で年収1,000万円を超えています。
弁護士の平均年収は約945万円となっており、一般のサラリーマン・OLさんよりも遙かに高い水準にあるといえます。とはいえ、近年では弁護士の増加によって徐々に年収が下がっており、今後もその傾向は続くとみられています。
そのため、取得難易度の割に年収が見合っていないと考える方が現れても不思議はないでしょう。とはいえ、弁護士は男女間で平均年収に大きな開きがないため、男女関係なくキャリアを築き、活躍し続けられる魅力的な職業であるともいえます。
今回の記事ではお金持ちになれる職業について、ご紹介しました。
ランキングを見ると士業や就職難易度が高い職業が目立ちます。しかし、大手企業など勤め先によってもお金持ちとなることは十分に可能なほか、賢く資産運用をおこなうことでお金持ちに近づくことはできるでしょう。
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