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ギャンブルと投資の違いを解説!ギャンブルにしないために

ギャンブルと投資の違いを解説!ギャンブルにしないために

投資と聞いて、ギャンブルのようなイメージを抱く方も多いですよね。

しかし、結論から言えば投資とギャンブルは性質が大きく異なります。

今回の記事ではギャンブルと投資の違い、また投機についても簡単に触れたあと、投資をギャンブルにしないための注意点についてまとめてみました。

 

■投資とギャンブルの違い

チェス

投資とギャンブル、そこにはいったいどのような違いがあるのでしょうか。

ここでは投資とギャンブル、それぞれの定義から違いについて考えてみましょう。

 

▼投資とは?

投資とは、資金を株式や投資信託といった金融商品に投入し、そこから得られるリターンを期待するものです。

また、投資の多くは長期の取引を前提としています。

一瞬で資産を失う恐れがあるギャンブルと異なり、経済の成長に乗ってゆるやかにでも資産を増やしていくのが投資といえるでしょう。 

 

▼ギャンブルとは?

ギャンブルは誰もわからない未来の事柄についてお金を賭け、運が良ければ勝ち、悪ければ負けるといった、いわゆる『ゼロサムゲーム』です。

また、投資で「絶対に損失を出さない」といった気持ちをもって取り組んでいる人が多い一方、ギャンブルはどこかで損失を許容している面があります。

競馬にしてもボートレースにしても、パチンコにしても、損するときもあれば得をするときもある、勝てればラッキーといった考え方で取り組んでいる人の方が多いですよね。

とはいえ、仮にギャンブルではなく投資をしていたとしても、何も考えずやみくもに大金を投じ、「損したらその時はその時だ」といった程度に考えているようであれば、それは限りなくギャンブルに近いといえるでしょう。

 

■投機とは?

事業投資のコンセプト

投資と似た言葉に『投機』があります。

投機とは、「タイミングに合わせて安い時に買い、高い時に売る」取引、つまり短期売買を指す言葉です。

そのため、長期的な視野で資産運用をする『投資』とは似て非なるものだといえるでしょう。

また、投機の具体例としては1日のうちに購入や売却を繰り返すデイトレードなどが該当します。

一見、投機の方が簡単に儲けられるように感じる方もいるかもしれません。

しかし、短期間で売買差益を重ねていく投機は非常に慌ただしく、ほんの一瞬の差が時に大きな損失に繋がるリスクをはらんでいます。

そして、取引所が開いている午前9時から午後3時までは常に株価を気にする生活が続き、日中仕事がある人にはまず難しいと言えるでしょう。

常に株価を気にし続ける日々に精神がすり減ってしまい、心身のバランスを崩す人も少なくありません。

そのため、安易な考えで投機を選ぶことなく、そうした生活が待っていることを覚悟したうえでそれでも投機を選ぶのかよく考えることが大切です。

 

■投資をギャンブルにしないための2つのポイント

長期投資のイメージ

投資とギャンブル、投機の違いが分かったところで、投資をギャンブルにしないために気を付けたいポイントを2つお伝えします。

 

▼一度にまとめて資金を投じない

先にも述べたように、後先を考えずまとまったお金を一度に投資対象に投入することは極めてギャンブルに近い行為といえます。

そうではなく、あくまで余裕資金の中から毎月決まった額をコツコツと投資に回すようにしましょう。

積立・分散投資を心がけることでリスク軽減に繋がるほか、ギャンブル性も低下させることができます。

 

▼中長期投資を心がける

投資で失敗を防ぐためには、成長に期待ができ、今度魅力が高まるものに投資をするよう心がけることが大切です。

短期的な視野で投資を捉えるのではなく、中長期的な視野で運用を行うようにしましょう。

短期売買や成長期待などを気にせずに売買をすることはギャンブルと同じになってしまいます。

これら2点を軸に投資を捉えるだけでも、投資とギャンブルは随分と違ったものに感じるはずです。

また、実際にリスク軽減を行い、目で見える成長を追うこともできるでしょう。

 

■投資にもリスクはある

ジェンガが崩れる瞬間

ギャンブルに比べれば確立が低いというだけで、投資にもリスクは存在します。

投資をする際はリスクについても理解しておくことが大切です。

 

▼元本が割れる恐れがある

投資においても、投入した資金が目減りしたり、ゼロになるなど、期待した利益が得られない恐れがあります。

特に株式投資やFXではそうしたリスクが比較的高いとされ、投資初心者は避けたほうが無難ともいわれるほど。

ギャンブルほどではありませんが、投資においても絶対は存在しません。

 

▼資金がゼロになる投資もある

投資の中には株式投資や債券投資など、資金がゼロになるものが存在します。

株式投資では投資した企業が経営不振などにより倒産すれば、当然購入した株の価値はゼロになるほか、債券投資も情勢によって支払いが不履行となることもあるでしょう。

また、不動産投資においても、空室が長いこと続けば赤字になる恐れが高く、それによって不動産投資ローンの支払いが滞る恐れがあります。

 

■投資をギャンブルにしないために

チェスに傘をさす男性の手

今回の記事ではギャンブルと投資の違いについて紹介したほか、投資をギャンブルとしないための注意点についてもお伝えしました。

繰り返しとはなりますが、投資はギャンブルではありません。

資金を効率的に使い、経済発展につなげる。

そのように捉えることで投資へのハードルが低くなるかもしれません。

とはいえ、投資にはリスクがつきものであり、それらをきちんと理解したうえで投資を始めることもまた大切です。

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