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がん保険、加入時のポイントを解説!医療保険とは別々に加入した方がいいの?

がん保険、加入時のポイントを解説!医療保険とは別々に加入した方がいいの?

がん保険、加入時のポイントを解説!医療保険とは別々に加入した方がいいの?

皆さんは、がんへの備えはどのようにされていますか。

 

2019年に発表された国立がん研究センターのデータによると、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男性が65.5%(2人に1人)、女性が51.2%(2人に1人)となっています。また2022年のデータによると、がんで死亡した人は男性が223,291人、女性が162,506人で計385,797人となっており、男性は4人に1人、女性は6人に1人ががんで亡くなっている計算になります。

 

実際にがんに罹患した場合、治療費を含め大きなお金がかかることが予想されますが、がんへの備えの一つとしてがん保険への加入を検討するケースが多いかと思います。

今回はこのようながん保険について、加入時のポイントをお伝えしていきます。

 

【INDEX】

■がん保険、加入時のポイントについて 

■最後に

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がん保険、加入時のポイントについて

 

加入した後に思っていた内容とは違った、受けられる保障が足りなかったなどと後悔することがないよう、がん保険への加入を検討する際は、ポイントと注意点をしっかり抑えておきましょう。

 

■ 免責期間

がん保険に加入する際、基本的には各社「免責期間」というものが設定されています。

 

免責期間とは、がん保険に加入したあとでも保障を受けられない期間のことです。がん保険の場合、免責期間は90日もしくは3か月と設定している保険会社が多く、免責期間の間にがんと診断されると保険金や給付金は受け取れず、保険契約も無効となってしまいます。

 

このような免責期間が設定されているのは、契約者間の公平性を保つためです。がんとは診断されていなくても、すでにしこりや腫瘍があったり、がんへの不安がある人が加入して加入後すぐに給付金請求をしてしまうと、健康な状態で加入した契約者との公平性が保てません。

基本的には免責期間中も保険料の支払いは必要ですが、中には免責期間の保険料が免除される保険会社もあります。

 

■入院日額タイプ、一時金タイプ、治療給付金タイプ

がん保険には大きく分けて、3つの給付金タイプがあります。

 

入院日額タイプは、従来型で入院した日数に応じて給付金が受け取れます。基本的には入院のみの保障となり、入院日数が長いほど多くの給付金を受け取れるという特徴があります。

一方、近年では入院が短期化していることや、入院〇日後からしか給付金がおりないといった免責期間が設けられているものもあるため、十分な保障が受けられないケースもあります。また通院に対しての保障が不十分な点がデメリットとして挙げられるでしょう。

 

一時金タイプは、入院や治療をしていなくてもがんと診断された時点で50万円や100万円などのまとまったお金が受け取れます。

生涯に受け取れる回数や給付金がおりるがんの種類、2回目以降の受け取り要件などが各社異なるため、事前に内容を確認しておきましょう。最初にまとまったお金を受け取ることで、入院費以外の治療費や収入減にも備えることが可能です。

 

治療給付金タイプは、治療費の保障に特化したタイプでがん治療を目的とした手術、放射線治療、抗がん剤治療などを受けた際に毎月給付金を受け取ることが可能です。

通院保障への備えが期待される反面、各社細かい要件や保障範囲が限られている場合があるため、こちらも事前に内容を確認しておきましょう。

 

■医療保険の特約に付けるか、がん保険単体を選ぶか

がん保険への加入を検討する際、医療保険の特約としてがんの保障を持つか、医療保険とがん保険を分けて加入するか迷われる方もいらっしゃいます。

結論から言うと、必要金額がカバーできればどちらを選んでも間違いではありません。

何を優先するかにもよりますが、一般的には同じ保険会社の商品であれば医療保険にがん特約を付加した方が、がん単体で加入するよりも保険料が割安になるケースが多く、また一つにまとめておいた方が給付金請求時にも管理がしやすいといったメリットが挙げられます。

一方、医療保険とがん保険を分けて加入する場合は、多少コストが割高になっても各保険会社の保障の良いとこどりをすることができたり、将来医療保険を解約してがん保険だけ残すということも可能です。保障内容をより自由にカスタマイズしやすいのは後者でしょう。

 

■生保タイプ、損保タイプ

がん保険といっても、生命保険会社の商品と損害保険会社の商品があります。

それぞれの違いは、「保障」か「補償」かというところ。

 

生命保険会社のがん保険は定額制をとっており、例えばがんになったら200万円、抗がん剤治療を受けたら月10万円、入院をしたら一日5,000円などあらかじめ受けられる保障が決まっています。逆にそれ以上でもそれ以下でもないため、受け取る給付金は余る場合も足りない場合もあるでしょう。

一方損害保険会社のがん保険は、治療費などかかった金額に対して保険会社が全額補償する実損填補型をとっており、受け取れる給付金は実際にかかった医療費によって変わるのがポイントです。

 

どちらを選ぶかは考え方にもよりますが、一つポイントになるのが自由診療への考え方です。

保険診療以外にどこまで治療に選択肢を持っておきたいかというのがポイントで、どちらかというと一部の自由診療に保障範囲が限定されるのが生命保険会社の商品で、一方全部の自由診療について補償の対象となる可能性があるのは損害保険会社の商品です。コストバランス含め、ご自身の考え方に合った方を選ぶようにしましょう。

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最後に

今回は、がん保険加入時のポイントについてお伝えしました。

 

がん保険の加入にあたってはコスパや商品性も大切ですが、「がんになったときに、お金に困らないようにすること」が一番重要です。

実際にがんに罹患した際には必要金額をどこまで準備できるのか、どのくらいのお金があれば希望する治療が受けられるのか、どこまで選択肢の幅を持っておきたいのか。

保険商品も一つのものにこだわるのではなく、場合によってはいくつかプランを組み合わせたり、保険以外の備え方も検討したりと必要金額に応じて柔軟に準備をしておくことをおすすめします。

特に保険はお得感だけで選ぶものではなく、自分にとっての必要保障、必要性で選ぶようにしましょう。

 

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