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ネットショッピングを利用する際、多くの人が気にするのは、「どのサイトが安全か」「どのサイトが一番安いか」という点ではないでしょうか。 日本で代表的なオンラインショッピングサイトといえば、「楽天市場」と「Amazon」がその2トップです。 どちらのサイトも豊富な商品ラインナップを誇り、安全性も高く、多くの利用者に支持されています。 しかし、「どちらがより安く買い物できるか」という点については、簡単に答えを出すことはできません。 それぞれが異なる価格戦略やサービスを展開しており、利用者のニーズや条件に応じてどちらが安くなるかが変わってくるからです。 そこで本稿では、ファイナンシャルプランナー(FP)の視点から、「楽天市場」と「Amazon」を比較し、それぞれの特徴と価格面でのメリット、デメリットを解説しつつ、どのようなケースでどちらが安くなるかについて、分かりやすくご説明していきます。
楽天市場は、1997年に日本で誕生し、現在では数百万人のユーザーを抱える国内最大級のオンラインモールです。 楽天市場の最大の強みは「楽天ポイント」という独自のポイント制度です。 このポイント制度は、楽天市場だけでなく、楽天モバイルや楽天トラベルといった楽天グループの各種サービス利用でもポイントが貯まり、貯まったポイントは次回の買い物や支払いに利用できます。 また、楽天ポイントは楽天Payを使えば街中のお店でも使えるため、オンラインショッピングの範囲を超えて利用することができる点が魅力です。 さらに、楽天市場のポイント還元率は非常に高く、通常の買い物では1%還元ですが、「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」を活用することで、最大17%もの還元を受けることができます。 SPUは、楽天カードや楽天銀行、楽天証券といった楽天グループのサービスを組み合わせて利用することで、還元率が上がる仕組みです。 また、「楽天スーパーセール」や「お買い物マラソン」などの期間限定イベントに参加することで、さらに追加のポイント還元を受けることができ、商品自体のポイント加算も含めれば、場合によっては合計還元率が50%を超えることもあります。 但し、楽天市場の価格・ポイント設定や送料は、各ショップが個別に決定しているため、商品ごとに大きな差があります。 そのため、楽天市場で買い物をする際は、商品の価格だけでなく、送料やポイント還元を考慮しながら最もお得なショップを見つける必要があります。 このプロセスを、「お得な買い物を探す楽しさ」と感じるか、「手間がかかる」と感じるかで、楽天市場の評価が変わるかもしれません。
一方、Amazonは、米国発の世界最大級のオンラインショッピングサイトです。 日本でもその利便性や価格の安さから多くの人に利用されています。 Amazonの大きな強みは、「Amazonプライム」に加入することで、対象商品が少額でも「送料無料」になる点です。 加えて、Amazon自体が販売している商品が多く、外部のショップの商品もAmazon本体の価格に引きずられる形で、最安値が提示されやすくなっています。 この仕組みのおかげで、ユーザーは特に手間をかけずに最安値の商品を見つけやすい形となっています。 また、Amazonにもポイント還元制度はありますが、楽天市場のように還元率が高いケースは少なく、通常は数%の還元にとどまります。 そのため、Amazonは「シンプルに安く買い物したい」人向けといえるでしょう。 なお、楽天市場ほど頻繁ではありませんが、Amazonでも「プライムデー」「ブラックフライデー」など、年に数回程度の大型のセールは実施されています。 Amazonでよりお得に買い物したい方は、こうしたタイミングを狙うとよいでしょう。
では、最後に楽天市場とAmazonを比較した際、どちらのサイトの方がより安く買えるのかについて纏めておきたいと思います。 結論として、楽天市場とAmazonでどちらが安いかは、利用者のライフスタイルやショッピング習慣によって異なります。 楽天市場で安く買える可能性が高い人は、以下の条件に当てはまる人です。
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